「【”虚実の人生と真の人生。だが、家族の絆はハグをすれば永遠に続く。”女性若手映画監督のコロナ期のお追従笑いを浮かべながら苦闘の時に出会った恋。そして10年振りの家族の再会と各自の再生を描いた作品。】」愛にイナズマ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”虚実の人生と真の人生。だが、家族の絆はハグをすれば永遠に続く。”女性若手映画監督のコロナ期のお追従笑いを浮かべながら苦闘の時に出会った恋。そして10年振りの家族の再会と各自の再生を描いた作品。】
ー 章立てで物語は進むが、序盤は”ウーム・・”という感じであるが、中盤から一気に盛り上がる作品である。-
■若手映画監督の、折村花子(松岡茉優)は、自分の家族を題材にした「消えた女」を製作しているが、プロデューサー(MEGUMI)や花子を馬鹿にしたような口をきく助監督(三浦貴大)等のいい加減さや無理解に悩む。
更に直前に監督を降ろされ、落ち込む。
だが、少し前に路上喧嘩の仲裁に入って、殴られた不器用だが誠実な正夫(窪田正孝)とバーで会って酔った勢いもあり、キスをしてしまう。
正夫と同居している落合(仲野太賀)は、「消えた女」に出演する予定が無くなり、縊死してしまう。
だが、花子と正夫は、花子の兄二人(社長秘書で、勝組を装う長男(池松壮亮)とカトリック教会の牧師の二男(若葉竜也)と、父(佐藤浩市)を題材に、自分達で「消えた女」を制作し始める。
◆感想
・今作では矢鱈と色んなシーンで赤色が使われるのだが、何だか可笑しいのである。情熱の赤かな?
・序盤、プロデューサーや助監督に対し、お追従笑いを浮かべながら頑張る花子。だが、監督を勝手に降ろされた事でプロデューサーに対し、落合の葬式の場で猛抗議をするが”上が決めた事だから。”とにべもない態度を取られ、親友を無くした正夫と共に自分達で、「消えた女」を制作し始める。
ー 花子の表情にはお追従笑いは既にない。怒りモード突入である。-
・で、花子は家族を父が住む実家に集め、映画を撮り始めるが・・。
ー 父、長男、次男とも赤い服を着て、殊勝な顔をし乍ら炬燵に正座しており、何故か電気を付ける紐も赤く垂れさがっている。そして、棒読みで台詞を喋る父に対し
”あーもう!駄目だよ、駄目!”と駄目だしする花子の怒った姿。
松岡茉優の魅力が出て来たシーンであるし、彼女が怒っているのは、邦画の名優佐藤浩市である。(ショボンとしている。)あー、可笑しい。
そして、何だかんだ言いながら、皆揃ってるじゃない!
更に笑えるのが、カメラを回している正夫が驚いた顔で言う言葉
”花子さんって、家族の前だと、乱暴な口の利き方になるんですね・・。”-
■徐々に明らかになる花子が小さかった頃、海外に行った母の事。父が家の中で暴れていた理由。
母は実は愛人と駆け落ちしていたが、父は母の携帯の基本料金を払い続けていた事。
更に父の友人で海鮮料理屋の男(益岡徹)の娘が男に騙されて自殺した際に、父がその男を殴りつけ片目を失明させていた事。
それを知り、長男、次男、花子の父を見る眼が変わって来るのである。
そして母は亡くなっていたため、携帯を解約するシーンの携帯ショップの店員(趣里)の杓子定規な対応が可笑しい。
<家族の絆は深まり、海鮮料理屋で隣席に座ったオレオレ詐欺を練っていた男達を殴りに行ったり、家に戻った際に雷が落ちて電気が落ちた際に牧師の二男がコッソリビールを飲んでいたり・・。
そして、癌であった父は亡くなり、兄弟たちは父の遺骨を海に散骨するのである。
更に、長男が”ハグしよう!”と言った時に、正夫が笑いながら”皆さん、もうハグしてますよ。”と言って見せた、雷が落ちた後に酒を飲み過ぎてベロベロになった父を三兄弟が抱きかかえるシーン。
今作は、序盤は”ウーム”だったけれど、中盤から一気に面白くなる作品である。
亡くなった「消えない男」のお父さん、家族一緒に成れて、良かったね。>
こんばんは、NOBUさん。
いいねとコメントありがとうございます。^ - ^
家族全員の気持ちが分かり
不器用な父、兄、妹
出演してない母さえ
気持ちが理解出来たり…
1年後映画は完成したのか?
気になることはありますが
暖かい気持ちになれたので
良しとします。笑
こんばんは!
私的には窪田正孝演じる館君が出てきた辺りから彼のキャラが良かったです!6人の女の水川あさみさんもキレイでしたね!
寝落ちしそうなんで寝ます~
お疲れ様です!