「1,500万円」愛にイナズマ ノブ様さんの映画レビュー(感想・評価)
1,500万円
ミニシアター系の映画で、これ系ではダントツ最高峰の面白さでした。
正直、キャスト最高(人件費も高そう)なのに配給テアトルで勿体無いなーなんて思ってました。スミマセン。
映像はレトロで80年台初期の雰囲気で哀愁溢れていて、窪田くんの役がハマりで笑いをくれた→多分、観る人皆んな笑います。
松岡さんの役はちょっとマヌケもあって苛々なスタートだったが、徐々にエンジンがかかり面白さも発揮した。
佐藤浩一さんが白髪スタイルで登場し、しかも窪田くん。あれ?最近観た光景→春に散る
レトロ映像に池松くん。あれ?再びデジャヴ→シン・仮面ライダー
偶然なんだけど、そんな事も思いながら観ました。
『演技は嘘じゃなく、真実』
上手いなー。そっか。そうかも。皆んな逆だと思うよね?やられた。そうだね。得た。収穫。
アベノマスク、すぐそう思ったけど、やっぱりそうだったか。窪田くんの顔のサイズであの小ささ、キャラにハマりまくりであれだけでも笑えた。
撮影時代背景がよく見えた象徴だった。
試写会後に石井裕也監督、北島プロデューサーの対談と質問トークがあり、これが凄く良かった。面白かった!
質問されてた方の内容が自分には非常に勉強になった。いつもただ面白いとか、なんか面白くないとか簡単で感覚で観ていたが、そんな視点で考えたり観たりするもんなんだーって勉強に。興味深い視点だった。
その視点は監督みたいなレベルで、自分みたいなレベルがレビューしていいんだろうか?ってさえ思った。素晴らしくてホンモノを体感させてもらった。収穫。
劇中の邦画が韓国映画に負けてるってくだりについての質疑応答があり、あれも良かったー。監督、プロデューサーはこの話しをしたら3時間はいけるって。(笑)
私は韓流(アジア)映画が1番好き派なので、軽いジョークにも納得していたり、単なる流行りとかではない!って言い分あったり。(笑)
でも、邦画には色々ジャンルが細かくあってその良さがあったり。
うん、語れるね。
劇中のプロデューサー現実にも答えて下さり、85%の人が当てはまるって😱
それ以上に良い方もいるって。
凄いリアルな話しで面白い!!
鑑賞中はそんな人もたくさんいるよなーって思いながら観ていたものの、こんなリアル聞くと、やっぱりびっくりしました。
ですよね。
こんなにも長くレビュー書いたのは初めて。
最高の時間を有難う御座いました。
キャストはもちろん、生意気ですが石井監督あなたは最高の脚本を書きましたね。
共感ありがとうございます。
試写〜トークまで経験されて凄いですね~やっぱりああいうPは沢山居るんですね。
石井監督、「舟を編む」以来ちょっと合わない感じだったのですが、今作とかやはり凄い、悪意の表現も半端ないです。