「麻薬の恐ろしさを活写」ワイルド・リベンジ よしさんの映画レビュー(感想・評価)
麻薬の恐ろしさを活写
麻薬に妻を殺された主人公の復讐譚
ロバート・デ・ニーロが脇を固めるB級アクション。
B級出演率が高くなったロバート・デ・ニーロだけに余り期待せずに鑑賞。それでも、個人的には割りと「あり」と思える内容でした。
若く無軌道な二人の男女が、それでも更生し結婚する為に薬を経ちます。禁断症状の辛さ、誘惑を断ち切る苦しさ、そしてそれを許さない売人達・・・それらをしっかりと描写。その描写があるだけに、主人公の復讐にカタルシスを感じることが出来ました。
バイオレンスもしっかりとしていましたが、クライマックスはもう少し押さえて良かったかもしれません。「マスタング」の異名を取るタフガイ。それでも銃については素人のはず。素人タフガイレベルでの闘いに抑えた方が、作風と合ったように思います。
ロバート・デ・ニーロの回想シーン等もありますが、メインテーマから外れていて戸惑います。上記の禁断症状等でも尺を取られていて、バイオレンスの時間を短く感じていました。デ・ニーロのシーンはカットしてアクションに回した方が良かったかもしれません・・・が、デ・ニーロを出演させるためにはカット出来なかったのかな?
私的評価は普通にしました。
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