「好きではない」キリエのうた とどろきさんの映画レビュー(感想・評価)
好きではない
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音楽の映画ということで見たが、特に最後のライブの音がチープ。ただ音を大きくすれば良いと思っているのか、正直耳障りだった。
コマーシャルでも「歌しか歌えません」という割に喋る。お腹に子どもがいる状況で恋人の電話で飛び跳ねる・走る、震災時にお腹を守らずなぜか風呂場に逃げ込もうとする行動どれをとっても不可解。母親になる自覚のなさ、自分も震災を経験したがあれほど危機管理のない人間はいなかった。本当に見ていて不快だった。一貫して行動、言動の説得力の無さが際立っていた。希がそういった人種なのか、はたまた演技力の問題か。
主演の方以外(特に黒木華、矢山花)は皆さん良かった。夏彦も見終わった後アイドルの方と知ったが思いのほかいい演技だった。
主演の歌がかなり好きな方が見る映画であり、そうでない方は苦痛の3時間。少なくとも自分は後者。正直歌の表現力はあんまり感じれず、癖の強い声なだけで心に響かなかった。ストーリーの中でキリエが求心力ある書き方をされているが全く共感できなかった。小林武史の音楽が好きで見るに至ったが主演の声がいいという感性だけは今後も理解できないだろう。
(12/12追記)あのアイナさんの演技で新人賞は正直本気か?と疑っている。演技下手だから喋られない設定から変えたのかと疑いたくなるほど。よほど選ぶ人がいないと浮かばないくらいにはむしろ下手な印象が残った。話題性作りなのだろうか。
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