「さすが岩井監督という仕上がり」キリエのうた 映画好きアラサーさんの映画レビュー(感想・評価)
さすが岩井監督という仕上がり
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半年前ほど前から映画宣伝などを見て、まだかまだかと楽しみにしていたということもあり、仕事そっちのけ、公開日の朝イチで鑑賞してきましたがとても貴重で有意義な3時間でした
ストーリーは3つの時系列が描かれておりそのフラッシュバックのタイミングなどもとてもスムースで分かりやすく、さらには心理描写にストレスがなく見られたことがこの映画のすごさの一つだと感じました
東日本大震災というテーマは、題材にするにはとても勇気のいるテーマというか、そう簡単に説明のつかないとても繊細なテーマだとは思いますが、岩井監督が映画を通してこれを伝えるんだということへの強い使命感のようなものを感じました
現に私はこの作品を通して岩井監督が伝えたいことを強く感じ、涙しました
演出においては、岩井監督映画特有のカメラの細かい動きや色彩の演出は今回も素晴らしかったです
小林武史さんの音楽は申し分なく、冒頭と最後に流れる音楽が特に印象に残り、サントラを早く購入したいです
アイナジエンドさん、広瀬さん、松村さんを筆頭にキャストの方々の演技にも感銘を受けました
個人的には『岬の兄弟』で出てた方が少し出演されていて役作りの凄みに驚きました
ストーリー・演出面など全てにおいて岩井監督恐るべしといった作品です
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