「狭い世界、3人の思いがひりひり伝わってくる」青いカフタンの仕立て屋 アメリカの友人さんの映画レビュー(感想・評価)
狭い世界、3人の思いがひりひり伝わってくる
ミナはハリムの妻、というより庇護する者。彼女の死によって、彼自身で立たなければならない。
彼を一人残して先に逝くことは辛い事だ。
けれどユーセフがいる。それは死への怖れより、大きな喜びだったろう。
愛情と感謝を込めて、彼の最高傑作を妻に纏わせ、彼ら2人で彼女を送り出す。
喪失より、自分の足で立ってこなかった自分への訣別と、明日も明後日も生きていく決意を感じた。
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