「ジュードロウのケツ。」ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻 masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
ジュードロウのケツ。
初めにエクスキューズが出るように、昔の事すぎて詳細がわからないからそこは想像力で楽しもう的な話でかなりフィクション入っているが、史実逆引きでなかなか今の時代にあった面白い話になってる。語りをヘンリー8世の2番目の妻の娘をジュニアリースがやってるんだけど、めちゃ個性的な顔で萌えてたら話のオチで超重要な役であった、、、この子また見たいなあ。あとキャサリンパーの親友エリンドハティ(結構重要な役だがパンフのキャスト表記がない)がなかなかキャラ立ちしていて良い。パッツィフェランもそうだが俳優女子部皆んな中世絵画で見た事あるような個性強めの顔が並んでいる。
人生末期のヘンリー8世の姿を楽しそうにジュードロウが演じているのが良い。美術も撮影も上手く濃厚な腐臭漂う世界観が完成している。そしてその中で6人目の妻という立場に怯えながらも自らの考えを曲げずに生き抜くキャサリンパーの姿がかっこよろしい。
家に帰って映画反芻しながらリックウェイクマンの名作ソロアルバム「ヘンリー8世と6人の妻」を聴く贅沢な1日。
あ、そうだファイヤーブライド、じゃなくてファイヤーブランド?と思って調べたら松明とか煽動者という意味らしい。
また一つ賢くなった。
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