劇場公開日 2023年12月22日

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PERFECT DAYSのレビュー・感想・評価

全983件中、21~40件目を表示

4.0人間という生き物そのもの

2025年6月22日
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鑑賞方法:映画館

何気ない日常の何気ないルーティーン。少し楽しかったり嬉しかったに困ったり、でもブレずに毎日を過ごしていく。人の人生はいろいろだけど、人間という生き物の生き方の正しい生き方かもしれない。欲をかかずに淡々と生を全うする。なかなかできない。。。。。

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hiro

2.5私にはそんなに

2025年5月29日
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何か違和感ばかり感じました
金なさそうなのに しょっちゅう居酒屋 銭湯 いけないんでわ
役所工事と音楽はよかった カセットテープっていうのもいいね
ちょっと前に見た役所工事の
素晴らしき世界の方が断然よかったかな
こぢちのほうが役所工事も生きてた

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まるまるまるね

4.0木洩れ日が差し込む

Yさん
2025年5月25日
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鑑賞方法:VOD
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Y

4.5日常を大切に、、

2025年5月25日
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鑑賞方法:VOD

単純

難しい

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ゆうと

5.0日本人が日本人であることとは?

2025年5月20日
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鑑賞方法:VOD

perfect days
2023年 日独合作
ヴィム・ヴェンダース監督

淡々とした日常、ストーリーがないようであるような超薄味
それでも、観終わった満足感はずっしりとありました

日本人が日本人であることとは?
それがテーマのように思えました

判で押したような日々の繰り返し、誰も見ていなくとも仕事の責任を満足できるまで果たす平山
登場する若い世代の男女も日本人だけども、これから日本人になろうとしています
平山だって日本人だけども、いつの頃からか、日本人になったのでしょう
日本に生まれたから、はじめから日本人になれる訳じゃない
両親が日本人だからそれだけで日本人になれるわけじゃない
日本人という存在になろうとして、初めて日本人なれるのだということを本作は言いたいのだと思いました

公衆トイレのクリーンさ
大都市なのに静かさがある
公衆トイレのクリーンさを守るために真面目に仕事をする人がいる
本作には、クラクションも盛んに聞こえず大声で話す人々もいません
日本人には当たり前過ぎて気付きもしません

本作はただ普通無意識にそれを撮ったようにみえます
でもインバウンド観光客が語る日本の印象に、クリーンさ、静かさを語ることがとても多いようです
監督の目にも奇異に見えています
だからそれを撮っています
それはどうしてそうなのか?
それが本作なのだと思います

平山は衣食住すべてにミニマムな生活です
なのに彼は満ち足りています
なぜ独り暮らしなのか?
訳ありのようです
なぜ高い教育のある人間と思われるのに、今の生活に甘んじているのかは語れません

もっとより良い生活への意欲を失っている?
人生に諦めている?
外国人にはそう見える人が多いでしょう
でも日本人にはそうではないと普通に思えます
自分を律して自分の責任を果たすそれだけの毎日で必要十分

でもそれなら何故平山は泣くのでしょうか?
今の生活が屈辱だから?
そうではないことは彼の生活から分かります
平山の語られない訳ありの理由が彼の涙の理由なのだろうと思えました

低賃金なのだから、それに見合う適当な仕事で十分
しかし日本人はそうは考えません

だからと言って日本人が全員平山のような人間ではないのも当然です
それでも平山のような人間が数多く集まっているから、東京はこのように成り立っているのだと、そのことを説明しようとしているように思えました

今度は今度
今は今

(過去は過去)
(欲を求めればきりがない)

平山の過去は語られません
居酒屋のママの元夫のお話はそのヒントだったのかも知れません
影と影が重なって濃くならない訳が無い
少なくとも平山は自分を影と思っているようです

それでも与えられた責任は確実に果たす

アヤは平山から少し学んだようです
家出して来たニコは平山から日本人になるとはどういうことかを懸命に学ぼうとしています

タダシは知的障害のある少年に優しくできる良い面を持っていますが、日本人にはまだまだ、なっていないようです
もう少し時間がかかるようです

ラストの朝日に向けてバンを走らせる平山の笑顔
今日も自分の役割を果たすぞという満ち足りた泣き笑いの顔です
社会に関係して貢献する喜びです
自分は、決して影じゃない
より良い社会は自分を律する生活から始まる
それが結論のラストシーンであったと思いました

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あき240

4.0外国人監督が撮った「邦画」

2025年5月19日
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楽しい

知的

幸せ

渋谷の公衆トイレの刷新プロジェクト「THE TOKYO TOILET」をモチーフにした映画。このプロジェクトについては何度か報道も目にしており、いかにも「日本らしい」取り組みだと感じていた。映画はその「日本らしさ」、とりわけ「TOKYO」らしさが上手く詰め込まれている。近代的で華やかで賑やかな大都会の隙間にある庶民的な下町・銭湯・古アパート。ハイテクな公衆トイレの側にある穏やかな日常、そういった一見相反する性質のものが器用にミックスされている様子がよく表れている。この映画に限らず、多くの映画や写真などでも表されるものでもあるが、だからこそやはりそれが「TOKYO」なのだろう。

ストーリーは小さな起伏がありながらも淡々とした主人公の日常を淡々と描いている。
その雰囲気はもはや「邦画」であり、監督の感性が日本に合っているというのが窺える。
ストーリーの起伏が小さいながらも画面に見入ってしまうのはやはり主人公を演じる役所広司の力量が大きい。ちょっとしたしぐさ・表情がその人物の感情の些細な起伏を表す。トイレ清掃の様子・部屋の佇まい等々、彼の性格を表現する設定は随所にありよく練られているが、それ以上に役所広司の存在が役を雄弁に語るのである。
物語としては小さな起伏の詳細が「雰囲気」で伝えている感もあり、それに関しての感動はないが、見終わったあと「一人の人間を見た」実感が残る。
(ただ、そういう「役所広司ショー」と言う意味では「すばらしき世界」の方がより優れていると思う)

他の役者さんについても地に足の着いた実力のある役者が揃っている。
(石川さゆりと田中泯は本来の才能が生かされた役)
特筆したいのはアオイヤマダ。この人は本業はパフォーマーとのことだが物凄く存在感がある。また、役柄としても「ド派手でガールズバーで働く女の子が案外良い子」というのもなんだか「TOKYO」らしくて良いと思う。

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yco

0.5ベンダースだけにトイレ?

2025年5月13日
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マサシ

4.0すごい映画を観たな。。。

2025年5月7日
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泣ける

知的

癒される

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msnb76

1.5淡々と淡々と

2025年5月5日
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悪友の2023ベスト映画で「本当に何も起こらないけどそれがいい。ラストの役所広司の顔のアップがいい」とのこと。
何も起こらないと聞かされているがゆえに1年以上食指が動かずようやく鑑賞。

良く言えば現代の雨ニモマケズ。
悪く言えばヤマなし意味なしオチなし。
あまりにも話をしないから口が聞けないのかと思ってしまったぐらい喋らない役所広司。
トイレのパターンと浅草あたりの飲み屋の紹介のようでもあり、TOKYO下町ガイドのよう。
話になんの進展もないから感想としては以上。
もっと尺が短くても成立すると思う。

この中の役所広司のように質素で無欲な生活を美徳とすると、この30年成長しないニッポンを肯定しているようで氷河期世代としてはなんか嫌。

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ニック

4.0きれいでした

2025年5月5日
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月並みですが。絵も音も。この映画の良さを、ほんの少ししか理解できていないと思いながら、世で高く評価され、いいと思う人が多くて、うれしくなりました。

東京の街をこれだけきれいに撮った作品を知りません。最後に「こもれび」とあってハッとしましたが、東京はこもれびが多い街だと思います。人工的に見えることも多いけど、住宅街では意外なほどホッとする。街に休息を与えてくれていると思います。

作り手は、何を思ってこの職業を取り上げ、こんなに個性的でキレイな公衆トイレを舞台に選んだのか。東京のトイレは多くがどこも美しい。中には、トイレをアートにしてしまってる街もあるくらい。でもそれを支える人は当然いるわけで、過度に感謝する必要はないけど、忘れてはいけない。エッセンシャルワーカーという言葉の一角に含まれるのだろうけど、どこか機械のように扱ってしまっていないだろうか。みんなに生活があり、人生がある。

なんと単調な生活、自分なら耐えられないだろうと息苦しさを覚えつつ、単調な仕事を高いクオリティでやり遂げる崇高さをうらやましくも感じた。

無口で人付き合いも下手。それでもいいじゃん、つながりってよく言われる世の中だけど、つながるかどうかはその人次第で。そんな人たち、この東京にいっぱい住んでる。淡々と生きることの素晴らしさ、どこが悪い。
そういう意味の勇気をもらう作品でもありました。登場する音楽に通じていればもっと楽しめるのでしょうが。

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おかゆ

4.0シンプルで美しい世界

2025年5月5日
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まず思い浮かんだのは、世捨て人。
世捨て人になり切れない人の人生。
毎日同じことの繰り返し、余計な感情は不要で
穏やかな完璧で美しい世界。
しかし現代社会で人間同士関わりを持たずに生きて行くことは不可能であり、ちょっとした変化で崩れていく世界。
何かのきっかけで、しまい込んでいた思いが溢れ出てしまう、期待して失望して心が締め付けられる思い。何のために生きているのだろうと虚無感に襲われる。
けれども、役所広司演じる世捨て人のような生き方が出来たら、見える景色も違うのだろうか。
羨ましくもあり、なりたくないとも思う。
けれどその景色はやはり美しいのだろう。

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まーさん嫁

4.5そうなりたいか、なりたくないか

2025年5月5日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

古くからの友人に勧められてお正月に妻と鑑賞した。
役所広司演じる平山のようになりたいか、そうなりたくないか。これがテーマ。
自分はそうなりたくないと思い、妻はそうなりたいと言った。

歳を重ねていくに従い同じような毎日を余儀なくされる現状に対して、あたしはどうにかして抗おうとしている。例えば新たに出会う人の多さが自分の価値になるようなイメージ。
そうしないと自分が停滞しているように感じて、まるで子供のころに自分だけ遊びに誘われなかったような感覚になり怖くなってくる。
ただこの想いは自分がいまの自分として存在する大きな原動力にもなっているし、自身の今後の成長の力にもなるはずだ。
だってそうしないとなまけちゃうもん、あたしは。

そんな想いを持たずに(持たないようにみえて)生きていく平山は生きていく意味があるのかなぁと感じた。
※あくまで自分が平山だったらという考えで自分ではないそのような人をダメと言っているわけではない。

一方で日々の中にいつもあるものが今日もそうであったことを幸せに思えるならば、そんな幸せなことはないだろう、というのが妻の言い分。

だったらそんなにたくさん服を買わなくても良いし、すぐにやめちゃった合気道用のマットも要らんかっただろうに。。アフリカンダンス用のあのカラフルスラックスも寝間着に格下げされちゃってるし。
そっかそういう自分を律したいって思っていたのかな?そうだね、なかなか思い通りにはならないもんね。
これ以上聞くとけんかになるから聞かないけど。

50歳になる年の初めにみて、自分を見直す良い機会をくれた映画でした。

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まー

4.5もう一度観たけどやっぱりいいな〜

2025年5月4日
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鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

癒される

映画館で観たけどアマプラでボクシング観たいから契約。もう一度観たかったので良かったです。
何気ない日常の何気ないルーティーン。少し楽しかったり嬉しかったに困ったり、何気なく暮らしている人には大きな出来事だったりする。でもブレずに毎日を過ごしていくしかない。自分が選んだんだから。良い音楽と少ないセリフが醸し出す最高の作品です。

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アマッポ

パーフェクトな大人の寓話

2025年4月23日
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鑑賞方法:映画館

 これは困った、非常にマズい。今年もあと1週間を残すばかりとなって、2023映画ベスト10もほぼ選定を終えたところへ、こんな凄い作品を観てしまうとは。ベスト作を含めて急遽もう一度考え直さねばなりません。

 渋谷区の公衆トイレの清掃会社で働く60代の男の日常をビム・ベンダース監督が描いた作品です。もうそれだけで鑑賞が決定し、公開を楽しみにしていました。

 男の部屋にはテレビもパソコンもなく、70~80年代のカセットテープと文庫本があるだけです。日の出前に起きて歯を磨いて、家を出て缶コーヒー買って、幾つもの公衆トイレを丁寧に洗って、仕事が終わるとちょっと一杯やって、風呂屋に行って、本を読みながら寝る。その毎日が淡々と描かれるだけで、大きな事件は何も起きません。ほぼ全ての場面で男が映りっぱなしで、彼を演じる役所広司さんの台詞も全編で脚本半ページほどしかないでしょう。しかし、彼の周りでの小さな出来事、ふと出会う人々から遠くゆっくり世界が広がって行くのが分かるのです。そして、過去に何かがあったらしい彼の悲しみがその世界を深くします。

 生きて行くのに本当に必要な物だけに囲まれて都市で暮らすのは現実には難しいし、トイレ掃除も実際には様々なトラブルにも見舞われるでしょうから、これは大人の童話と言えるでしょう。でも、こんな豊かな世界が本当にあるのかも知れない、悲しみを湛えながらも穏やかに生きるこんな人になれるのかも知れない、もしかしたら・・と見る人に思わせる優しく静かな作品でした。

追伸1:石川さゆりさんが「朝日の当たる家」を唄ってくれるあんな小料理屋があったら、お酒の飲めない僕でも毎日通ってしまうなぁ。

追伸2:作品中盤で、スクリーンの右隅にビム・ベンダース監督自身が映っていたんじゃない? 気に成るなぁ。

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La Strada

3.0やっと見ることが出来た

2025年4月10日
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鑑賞方法:VOD

知的

ヴェンダースの映画は80年代くらいから見始めて、それから遡ってデビュー時から辿る位ファンだった。時々とんでもない駄作を撮ることもあるけれど、それでもその青臭さも含めて好きだった。それで今作。オリエンタリズムではないリアルな東京がヴェンダースのフィルターと役所広司の演技でみられる。カンヌ映画祭で受賞もしている。見たドイツ人は皆よかったという。それでも、なかなか素直に映画館に行けない心のブレーキがあった。あまりにも身近な日常が対象として選ばれているので、それが理想化されることへの反発があったからだ。やっと配信サービスでみて、やはり先入観にたがわない感想を抱いた。ヴェンダースの「脳内理想生活」と現実の日本との乖離を感じずにはいられなかったのだ。ルー・リードのカセットを聴く60代の日本人なんてほぼいないし(日本の高齢者は演歌しか知らない)、パティ・スミスの歌詞を理解し、口ずさんで涙するガールズバーの店員なんていない。朝二時間だけの清掃業で生活はできない。平山は年金受給者なのか?不労所得でもあるのか?外から見ると1Kのボロアパートの内部がなぜ二階建てになっていて広いの?ミニマリストばりの質素な部屋には生活感がない。小津映画からタイムスリップして現代に降り立ったかのように、それでも太陽の光を避け、カーテンを閉めて植物を育てる平山は、やはり現実離れしている。この映画が映し出す東京は、ロードムービーの名手であったヴェンダースが老境に入り、辿り着いた仙人境なのだう。

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タチアナ

3.5平凡な人生などない

2025年4月10日
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鑑賞方法:VOD

何か大きな出来事が起こりそうで起こらない。
でも人と関わって、確実に少しずつ何かが起こっている。

どのような仕事をしている人も、
他人とはあまり関わらないし友達も少ない、という人でも、
平凡な人生という人はいない。
みんな何かしらドラマがあるし事情がある。
今あるささやかな幸せに感謝しようと思える映画。

あまり話さない主人公が表情や仕草で感情を表すのだけど
役所広司さんはこういう演技が本当に上手だと思う。

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ぞの

4.5あんな生き方に憧れる自分もいる

2025年4月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

パーフェクトデイを見た。トイレ掃除の仕事をしている男の日常のルーティンが繰り返される。淡々としている話なのに2時間弱飽きなかった。
それは、見た人は感じるであろう男の背景にあるのだろう、多く語らず小さいシーンで、この人多分こういう人と感じてくるにではないかと思う。
多分前職は大企業の御曹司だったのかなと思いながら見ていました。後でそんな匂わせ方がありますが、自分から人に絡まず、心すら開かず必要最低限の会話のみ、世間に背を向けるような生き方に過去の出来事に想像が及んでいく。
 また、ランチに登場するOL、同僚?の彼女のやりとり、◯✖️など、説明を排除して観客に自然と考えさせる。多分日本人監督では違ったのでは?と考えてしまった。
きちんと整理されてる部屋、そこに目立つカセットの棚、どこの家にもあるであろうと思うPC、テレビはない。
そんな男が姪の登場に嬉しそうに会話をしている。流しで寝る彼の周りには片付けられて多分2度と開けあられないんだろうなと思う荷物の山が置かれている。
仕事中は腕時計をせず、休みの日は時間を惜しむように時計を手に取る。
時間に追われることなく、だれにも干渉されず、メールを気にすることなく、世間のニュースを見ることもなく、誰に気を使うわけでもない、仕事や世間に疲弊した男にとって、そんな毎日の生活がパーフェクトなのでしょう。
日々の自分の生活に合わせて見てました。でもまだ何もかも嫌という域には達してないと感じた。

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たーちん

4.5いい映画だけどちょっと長い

2025年4月8日
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幸せ

淡々と繰り返される清掃のお仕事をする日常。
何かありそうで、何も起こらないのがまさにリアルでした。
隣で寝ている人に団扇をヒラヒラと扇いであげたり、神主さんに向かって「この苗木!芽吹いてますよ!素敵なので持って帰って育てていいですか!?」と手を広げたり、平山さんの一挙一動が細かくて可愛らしくて、無口な性格も相まってとても魅力的な主人公でした。
日常の細かい描写を追うのはとても楽しかったですが、映画として起承転結を求めてしまう私の感性が邪魔をして、ちょっと長めに思えてしまった事が残念です。こういったゆったりした映画を楽しむ余裕さえなくなっちゃったんだな……と悲しくなりました。
最後の影踏みはファンタジー要素(どうして平山さんのいる位置が分かったんだ?や、お酒飲んでるけどここまでコミカルな動きするかな……?)がちょっぴり邪魔して世界観が曇りましたが、最後のなんとも言えない、感情の入り交じった平山さんの笑顔で全てキレイに流されていきました。

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さびたぬき

4.0平凡な日々の中で動かされる感情

2025年3月29日
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鑑賞方法:VOD

物静かに淡々と流れる映画。
トイレ掃除として同じ毎日を送る日々だが、人間の少しの幸せ少しの悲しみが、心に響く。

セリフがほとんどないし、主人公の平山の過去は全くわからないし語られない。でも何かあった事が分かる。

前半は淡々とプロのトイレ掃除を見せられた。TOKYOの色んなトイレが、また楽しませてくれる。その中に関係してくるタカシとニコ。決して深くは語られない二人の登場人物とら平山との関係性がまた感じさせられるものがある。

そして、後半のニコの登場からは、平山の平凡な日々や感情もガラリと変わったような気がする。何か過去を振り返るような。

最後の笑い泣きのシーンは感ずるものがありました。さすが、カンヌの男優賞だと唸らせてもらった。

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いちごだいふくもち

5.0毎日

2025年3月29日
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鑑賞方法:VOD

単純化した生活を、見るにつけ、いかに自分が無駄なものをたくさん纏っているかがわかる。しかし人生に違いは無く、パーフェクトな日々を私も過ごしているのだと感じさせてもらえる映画でした。

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まさ
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