劇場公開日 2023年12月22日

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PERFECT DAYSのレビュー・感想・評価

全878件中、321~340件目を表示

4.0静かな日々

2024年1月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

知的

静かな日常が繰り返されるのだが、彼はまるで修行僧のようだ。修行僧は夢をみないか、経文が夢に出るのかもしれないが、彼は昼の場面が夢に出てくるようだ。簡素でまっとうな暮らしが繰り返されるが、修行僧と違うところは布施によって生きるのではなく、便所掃除でくらしの糧を得ている点か。言葉の少ない男だが、よいことがあると少し微笑む。悩み多き現代人と違い、多くを求めずシンプルにいきるひとだ。少し人生に波風はたつのだが、静かに波紋となって収まっていく。穏やかな仏像を見ているような映画だった。ドイツ人のヴィム・ベンダー監督の映画が、さてアメリカ人にわかるかな......。

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kincyan1953

1.5boring days

2024年1月26日
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役所広司や三浦友和、柄本時生などが出ているので何とか観ていられた。
何回歯磨きするんだろう、何回缶コーヒー買うんだろう。
フィルムの現像にあんなにしょっちゅう支払うならデジカメやスマホが買える。
コスパもダイパも悪い暮らしが延々と繰り返されて。
朝日のあたる家など、時おりかかるカセットテープの曲だけが変化を呼び起こすような似たような毎日。
本人が満足しているので悪くは無いんだけど、いらちな関西人には倍速どころか3倍速でちょうどいい。
久しぶりに長く感じた映画だった。
日本の生活は丁寧に描けていて違和感はなかったが、姪っ子や妹の麻生祐未とハグするシーンは違和感を感じた。
日本人はあの状況でハグしないけどなあ。
姪っ子が海に行こうって言ったらいつかはいつか今日は今日、じゃなくて今すぐ海に行けよ!たった今だよ。
そういうパッションのある映画が観たいよ。
海で姪っ子と水の掛け合いするよ。それが人生じゃないの?なんて退屈なんだろうか。
俳優の演技の上手さだけが印象に残った。
同じトイレを扱うなら、黒木華と池松壮亮のせかいのおきくは、排泄物の汚いところもとことん描いた上で、人々の様々な感情が楽しめたなあと思いながら鑑賞していた。
あと、田中泯さん出すならもっと見せ場を。曲に合わせて踊らせてあげて!もったいない。
死にゆく他人さんの三浦友和にハイボールやピース奢って影踏みする暇があったら、もうボケてしまった父親の見舞いぐらい行け!
運転しながら泣き笑いしてる場合じゃねーぞ。父親死んじゃうぞ、過去に何があったか知らないが。
まあ、君の生き方、10点満点で言ったら1点ですかね。

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momo

3.0良くできた日常映像化作品とは思うが…。

2024年1月26日
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単純

知的

幸せ

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keebirdz

4.0良い視点

2024年1月26日
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aiueo

0.5上流側が何となく日本の下流はこんな感じかな?で作った感じ 全てが綺...

2024年1月25日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

上流側が何となく日本の下流はこんな感じかな?で作った感じ
全てが綺麗綺麗しすぎて気持ち悪かった。
現代日本の経済格差、途上国移民との低賃金競争。
現実はもっと殺伐としてる。

そいえばproレビュアーが、この映画をベタ褒めしてる割には重要な設定を理解しておらず他の人から指摘を受けてたな〜

睡魔と戦った自分の方がまだ理解してた。

権威主義思考が集う映画だなという印象。

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勘市

5.0救われました

2024年1月25日
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 若い頃から、どんなに酷い状況でも孤独よりはマシだと思っていました。また、人間はただ生きるためには生きられず、どうしても付加価値を求めてしまうのだという一種の諦念を持っていました。
 歳を取って孤独であることには賛否両論あると思いますが、この映画はそれだけに収まりません。朝、玄関を出て空を見上げる主人公の嬉しそうな表情がそんな議論を吹き飛ばしてくれます。
 自分が今、生きていることへの感謝の気持ち、それを絶えず感じて一日一日を生きている主人公の様が、孤独の淋しさや強がり、どうしても付加価値を抱いてしまう悲しい素性を綺麗に掃除してくれます。
 何故ならそれは、人間が己の想像力で獲得した他の誰のものでもない、己自身の叡智だからです。
 歳をとり、こころも錆びつき、未来に恐怖しかなかった私の感覚もまた、きっちり掃除してもらいました。感謝しかないです。

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ソウイチ

5.0完璧

2024年1月25日
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鑑賞方法:映画館

ドライブマイカーを観た時を思い出しました。

これぞ、映画。ですね。

マイナスポイントがひとつもない。完璧です。

キャスティングも完璧。
ここでこの人以上の人は居ないだろうという人がしっかり出てくる。

アートなんです。
映画も。音楽も。舞台も。絵画も。彫刻も。

そういう意味で完璧です。

逆に、なんでこういう作品が2つ3つ4つと出てこないんだろうかと思います。
映画好きならみんな分かってると思うんだけれども。なぜかなかなか世に出てこないんですねこういう作品が。

非の打ち所がありませんでした。
ありがとうございました。

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きみまろ

5.0美しすぎて胸いっぱい

2024年1月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

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zuzu

4.5平山は妖精かな?

2024年1月24日
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平山の過去についてははっきりと語られていませんでしたが、相当な転機(転落)があったのでは…と思われます。

そうでなければ、ラストシーンの表情に繋がらないような気がするのです。

非常に余白の多い作品で、思うところも多く、年末に見たこともあり心に染みました。

(続きブログ)

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ほりもぐ

4.5鑑賞後思ったこと

2024年1月24日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

最近映画鑑賞後、レビューを書く頻度はめっきり減った 他の用事もあるし、一番はなかなかに自分の理解力が追いつかないことがある。

この映画も約2週前位に鑑賞したが、あのビンダースの作品にしては分かりやすかったものの、「なぜ今?」という思いが勝って書く意欲はわかなかった 結論私は好きな部類の作品ではあるが、どこか今の日本とはかけ離れたこの映画のシチュエーションは心に何かしらのわだかまりとして残ってはいる

好きなシーンは木漏れ日のシーン・パンを食べる神社境内のシーン、そしてなによりラストシーンの運転しながらの表情で人生を現す役所さんの見事な演技です

こんなに好きな作品なのに、ひっかかるのはシンプルに生きるその姿を肯定するようでいて、その背景はないことになってしまっている点。点描だけなら今の日本(あるいはTOKYO)は外国人の方から見たら不思議な素晴らしい光景にみちみちているのかもしれない

だがこのエッセンシャルワーカー達の日々の苦悩は素通りのようだ。柄本くん代わりの安藤さん等の背景を描かない分、目ざわりが良い静謐なシーンが続いていく。ここからも今の日本の真の姿を描いているとは思えない?観光映画と割り切るしかないの?
(追加)
案の定 万博トイレ二億円等報道されましたが、こけおどしの「トイレにびっくり」みたいなセンス・観光利用は止めてほしいです

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ソルト

3.5絶対に同じはずが無い

2024年1月24日
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鑑賞方法:映画館

劇中のセリフにとても同意します。
同じでは無い日々を生きるという事がしみる映画だと思いました。

体外的なストレスがある人程見て欲しい。

人生で何を尊み生きるかのお話。
答えはそれぞれで

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カノキ

5.0感じたままが正解なのかもしれない

2024年1月24日
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鑑賞方法:映画館

毎日同じ事の繰り返し。でも全く同じ日なんて一日も無い。
主人公がどうしてこのような生活をしているのか。彼はそれを望んでしているのか。彼は何を考えているのか。説明は一切無いと言っていいと思うが、どうしてか目を離せず、退屈さは感じない。
全体的には静かな映画だが、度々かかるカセットテープの音楽がとても良い。
主役の役所広司の演技が素晴らしい。そして脇を固める個性的な面々のキャラクターも良かった。

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rinrin

4.0役所広司の最後のワンシーンが肝。

2024年1月24日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

役所広司演じる平山の最後のワンシーンが一番頭に残る。
今まで生きてきた喜怒哀楽を表したような表情が印象的だった。
影は重なれば濃くなる。
木漏れ日は重なれば濃くなる。
何気ない日々の生活も積み重なっていけば人生の濃さ重さを生んでいくのだろう。

しかし平山のトイレの掃除シーン何か見入ってしまった。(笑)

話は変わるがそろそろ役所広司の時代劇がまた見たい。

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kazu

5.0役所さん ステキ

2024年1月24日
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平山の丁寧な暮らし、毎日のルーティン

後輩にルーティンを崩されても、
時折にこやかな表情になるのが
救われる

それにしても役所さん、銭湯はセクシー
清掃姿もカッコいいし、あれユニクロなの?

石川さゆりのお店に行ったらスラスラ喋ったのには
ビックリした。良い展開になりますように

木漏れ日の白黒シーンがホラーかと思いきや、
違いましたね。

日本の古き良き情景が描かれていました。

コツコツ働くのは難しい、人間誰しも惰性で生きてしまう。そんな真面目な平山さんに平穏な日々と幸せが倍増する期待をしてしまい終わりました。

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ネコ三昧

4.0同じ日々も常に新しい人生の始まり

2024年1月24日
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鑑賞方法:映画館

昨年から急激に映画を見るようになって、でもその映画が意外とすぐにamazon prime とかで見られるようになってがっかりする、そんな経験をし始めている中でも、映画館で見ておいて良かったと思う作品だった。静かに、わずかなアップダウンを楽しみ、じっくりとメッセージを咀嚼する映画。きっと家で見てたら浸ることはできなかった。

毎日、きっちりと同じルーティンで生きている主人公、平山。そんな毎日にも、否応なく変化は起きる。同僚がサボったり彼女を連れてきたり、姪っ子が家出して転がり込んできたり、常連のスナックのママの知らない姿を見てしまったり。そんな中でも変化を楽しむわけではなく、少しだけ迂回して同じ日々を生きようとしているように見える。でもそんな彼が初めて会った末期癌の男と影踏みをしながら、変化がないなんておかしい、と言い切るのだ。

役所さんはほぼ話さない中で色々な思いを表現しててやはり凄かった。朝外に出て天を仰ぐ時のよろこび。働かない同僚が懐かれていた時の微笑ましさ。好きな音楽を分かち合えた時の嬉しさ。日々の苛立ち、戸惑い、照れ。急な悲しみ。

最後のシーンで流れるNina Simone のFeeling good という曲、"It's a new dawn, it’s a new day, it’s a new life” という歌詞が沁みる。日々どんなに同じに見えてもやはり新しい1日であり、新しい人生の始まり。この曲を聴きながら最後目まぐるしく移り変わる平山の表情、感情に引き込まれた。

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alvo

4.0丁寧な暮らし😌

2024年1月23日
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トイレ清掃員、平山の日常を追っていく映画。
言葉で言うとそれだけなんだけど、主人公平山の生き方がなんとも魅力的。

時折り見せる平山の微笑み☺️
幸せって日常の中にたくさんあって、それに気づかないだけなのかもなぁって思ったりしました。

自分も仕事に対して、人生に対して誠実に今を生きていこう。そんな気持ちになるとってもいい映画でしたよ😊
おすすめです!

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atsu

0.5つまらん。

2024年1月23日
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鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

つまらん。どこがおもしろい?
便所掃除が尊い? 人の毎日のルーティンが面白い?
けっ!!
何故、評判がよいのか・・・考えた。
そして分かった。
この映画は映画オタクのための映画だからだ。

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たぱ

4.5配役が良い。えっドイツ映画?

2024年1月23日
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役所広司の演技に依るところが多い映画。
日常の中で、ちょっとしたところに美しさを感じることがあっても、立ち止まってそれを味わうことは無いのではないか。紆余曲折あったであろう主人公が辿り着いたのは、喜びも哀しみも味わいながら生きる日々。究極の生き方の一つを描いたのだと思う。

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リトルグリーンガッパ

4.5日本人役者によるヨーロッパ映画みたい。

2024年1月22日
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鑑賞方法:映画館

知的

と、思っていたら、監督がドイツの方なのですね。

テーマがわかりやすい邦画とも、
どんな内容かわかりやすいハリウッド映画とも違う、
観る人によって響くところが変わる映画だと感じた。

事件らしい事件も起こらず、けれど、何か深いメッセージが込められているストーリー、うん、ヨーロッパ的♪
日本の木々の清々しさ、緑を通した光のはかなさ、公衆トイレのとってつけたようなアート感、日本的だ。
この映画、とてもよい化学変化だった。

前半、平山は無口で、ほとんど声を発せず、同僚のタカシのおしゃべりだけが耳に残った。
後半、転がり込んできた姪と話すようになったことをきっかけに、平山の人となりと感情がくっきりとあぶりだされてくる。
見事。

トイレの清掃という仕事に熱心に取り組む平山に、タカシがいうセリフ。
「どうせ、すぐ汚れるのに、なんでそんなに一生懸命掃除するんですか」
平山は、無視もせず答えもせず、黙々と掃除を続ける。
これこそ答えだというように。

明日から、まじめに仕事しようと反省しました(-_-)

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のりたまちび

5.0平山さんに会いに行く

2024年1月22日
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tasuku