「穏やかな気持ちになれる、リラクゼーション的作品」PERFECT DAYS 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)
穏やかな気持ちになれる、リラクゼーション的作品
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今日(2025/02/08)から数日間かけて観ました。
無口で影のある男が主体の作品ですが、彼が本作の主人公というべきなのか、少し考えてしまいます。
早朝から出勤。仕事用の車はカセットテープが再生できる旧式。心地よい洋楽が流れるなか現場に到着。
公衆トイレの清掃員という、過酷で孤独な仕事に就いており、仕事終わりに一杯ひっかけて、就寝前に寝室で読書をして眠る。本当に絵に描いたような地味な生活。そんな中起こるわずかな変化やものごとに、自分自身の生活を重ね合わせ、気づくと彼に感情移入して魅入ってしまいました。
『かもめ食堂』、『ツユクサ』、『きのう何食べた?』などのようなゆっくりとした空気の流れが心地よい映画です。
監督が外国人(ヴィム・ヴェンダース)ということもあり、日本人にはない日本ならではの美しさ、おかしな所などを映像やキャストの振る舞いを見られます。
落ち着いた雰囲気の良い映画だと思います。アマプラからどうぞ👋
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