「世界は美しく思える。 そう見ようとする目と気持ちがあれば」PERFECT DAYS 赤の他人さんの映画レビュー(感想・評価)
世界は美しく思える。 そう見ようとする目と気持ちがあれば
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平山さんは日々の美しいものを感じるために、ある意味刹那的な生き方を選んだのかな? と思った。
平山さんは耳や共感性が強過ぎるが故に、忙しない競争社会から距離をとって穏やかに暮らしてるんだろうか
冒頭の子供たちのが横断歩道を渡るシーンで、なぜだか泣いてしまった。
迷子の母親に、まるで汚いモノのように蔑ろにされても笑顔で子供に手を振る平山さんには、それでもこの世界は美しいものに映っているんじゃないかと思える。
妹さんと抱擁を交わした後に、平山さんが涙したのはなぜなのか
死期が近いであろう父親の病状を聞いてもなお、赦すことの出来ない自分に失望してなのか
幼少期の厳格過ぎた父親と、現状を比べて時の流れとその残酷さに悲嘆したのか
色々な感想を語り合いたい映画でもあったなぁ。
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