「幸せの教科書。最高の映画」PERFECT DAYS ヨコヨコさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せの教科書。最高の映画
今まで観てきた映画の中で一番心に響いた。幸せの教科書だと思う。こんなに恵まれた現代社会において自分の心が満たされてない人は多いと思う。自分自身もこんなに簡単に人と繋がれる時代において、孤独を感じることがある。幸せを常に追い求めるが何か心が満たされない。それは求めすぎなんだろうと頭では分かっていても実際行動に移せていない自分がいる。
そんな時、この映画を観て、こうすればいいのか!と腑に落ちた。よくある幸せとは何かという問いに答えを出すとしたら、この映画の平山のように生きることなのかもしれない。
平山の生き方は一見するとしんどそうだ。トイレ掃除の仕事(公共のトイレを一日中掃除する。大変そう。)、おそらく風呂無し、洗濯機なし?の古い家。中年おじさんの一人暮らし。これだけの情報だとさぞしんどい生活に見えるが、平山は笑顔の絶えない日々を送っている。
そう考えると、自分が多くを求めすぎなことに気付かされる。多くの人がやりたがらないキツい仕事だってやりがいもあるし、真剣に取り組む姿はかっこいい。風呂がなくたって銭湯がある。洗濯機が無くたってコインランドリーがある。中年おじさん一人暮らしだって一歩外に出れば常連の店などの居場所がある。個人的には平山の生活には少し孤独を感じるがそれも工夫次第でどうにかなるのかもしれない。
自分は幸せという視点からレビューをしてみたが、他の視点からこの映画を考えてみるのも面白そうだ。例えば木漏れ日など。
いろんな角度から思考ができ、いつまでも余韻に浸れる最高の映画だった。まだ観てない人は絶対観た方がいいと強くお勧めできる最高の映画だった。
まだ24歳の自分はまだまだ多くのものを求めているし、挑戦し続ける人生にしたいと考えているが、失敗して何もかも失って、なんだ幸せはこんな身近にあるし、考え方次第で誰でも手にできるものだと強く勇気づけられた。
はじめまして。
こんにちは。
みかずきと申します。
宜しくお願いします。
主人公は、過去の柵、特に父親との確執を断ち切って、精神的に開放されストレスフリーになります。心にゆとりができます。
このゆとりが、主人公の感性を開放し、主人公は些細な事にも喜びを見つけ満たされていきます。
父親との確執を断ち切った主人公は、トイレ清掃員として、人間関係に距離を置いて、自分の時間を確保し、自由を手に入れます。
本作を観て感じたのは、主人公のように心豊かに生きていくためには、心にゆとりが大切で、そのためには、自分を取り巻く人間関係を良好にするのが不可欠だということです。
といっても、人間関係って相手があることなので、自分の思い通りにはいきません。いつもというわけにはいきませんが、人間関係が良好になりように努めて、一日でも良いので、心のゆとりを持てる日を作って心豊かに過ごしたいものです。
以上から本作のタイトルがDAYでありLIFEではないのは納得です。
では、また。
ー以上ー