「「えっ、ヴィム・ヴェンダースってまだ生きてたの?」」PERFECT DAYS ZILLY(ジリー)さんの映画レビュー(感想・評価)
「えっ、ヴィム・ヴェンダースってまだ生きてたの?」
高校生の頃、当時地元では上映していなかった、いわゆる単館上映映画にあこがれていました。
その後、上京した時に超ロングランしていたヴィム・ヴェンダース監督の「ベルリン天使の詩」を観たのが私の単館上映映画の初体験でした。
正直、内容はよくわからないけど美しい映像が印象に残りました。
この「PERFECT DAYS」を知った時に「えっ、ヴィム・ヴェンダースってまだ生きてたの?」っと驚きました。
「ベルリン天使の詩」の時、パルムドールも金獅子賞もすでに取っている巨匠だったので、勝手に高齢なのだろうと思っていたのです。
前置きが長くなってしまいましたが「PERFECT DAYS」感想ですが、トイレ掃除を仕事にしている訳ではありませんが、未だ独身一人暮らしの自分には重なる部分もあり、感じるところが多い映画でした。
10代の時にはよく解らなかったヴィム・ヴェンダース映画ですが、30年以上たった今は自分が成長したのか、またヴィム・ヴェンダース監督の変化か、その両方か、とにかく10代の頃とは違って自分の中にすっと入ってきました。
当時とは全く違った印象のヴィム・ヴェンダース映画でしたが、夜の高架道路を走るシーンの時、昔の映像がよみがえるようでハッとしました。
コメントする