「225 映画の作り方においてあらためて感嘆」PERFECT DAYS NWFchamp1973さんの映画レビュー(感想・評価)
225 映画の作り方においてあらためて感嘆
ドイツの名匠ビム・ベンダース って方は
全く存じ上げなかったのですが
コメント映像を見るに
あー監督というのはここまで考えて映画を撮っているのか、と
敬意を表します。
監督が考えていた主人公の過去だけでも充分映画になると思うが
まずは毎日変わらない日常である2日間の出来事を
上映1時間かけて映し出す。アングルもほぼ同じ。
3日目からは少しアングルに変化をつけているが
これだけ同じ出来事が続くも全く眠気を感じさせないのは
どういうこっちゃ!?
終盤ノイズが入り流れが壊れるのかな?と思わせて
実はそれもかなわない。
もちろん役所広司の演技力あっての展開なのだが
演技力の範疇を超えていますな。
リアルではなくナチュラル。
アクターズスクールの教えを具現化する。
これだけ人間を映し出すといつもなら涙腺を刺激するのですが
そんなこともなく、しかし爽やかだった、と。
今日一日普段通りに生きることが出来てありがとう、と。
これは記憶に残りますわ
80点
ユナイテッドシネマ大津
劇中に流れる60年代の米音楽ってほとんど知らないんだよな~
我々が知っている70~80年代の音楽も
若い子が聞けば新鮮だと思います。
あー音楽もブリッジしかなかったですね。
本当に役所広司だけでもたした感があります。
にしても柄本時生 クズ男冴えてますわ。
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