「表情で紡ぐ物語」PERFECT DAYS Basieさんの映画レビュー(感想・評価)
表情で紡ぐ物語
久しぶりの「余韻を味わう映画」でした。
内容については他のレビュアーの方々が触れていらっしゃるので割愛しますが、台詞があると逆に違和感を感じてしまう程の画力に満ちた映画です。
主人公の「平山」はじめ、登場人物の繊細な表情で物語は進んでいきます。
その表情に対して何を思うかは観る者次第。
観客それぞれのバックボーンで異なるストーリーが生まれる映画だと感じました。
ラスト、ニーナ・シモンの「FEELING GOOD」が流れますが、そこにはタイトルにあるようなハッピーさは微塵も感じられません。
平山の日々の喜びの背景には、複雑に入り混じった怒りや恨みがあるのだと思います。
そのような感情のうねりを的確に表現したベストな選曲でした。
もちろん、他の挿入歌も素晴らしかったのですが、その中でもひとつ抜けていた気がします。
平山の表情とも相まって。
人々の記憶に永遠に留まり続けるであろうこの作品を、世に送り出していただいたスタッフ・キャストの皆さんに、感謝の念しかありません。
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りかさんのコメント
2024年2月17日
こんにちは♪はじめまして
共感していただきましてありがとうございました😊
凄くグッとくるレビューをありがとうございます😊
音楽のこと何も知りませんが、
エンドロールの曲ですか。
あの曲は良かったです。
私でも良さがわかりました🦁