「汚れてないトイレを掃除する世界」PERFECT DAYS マクラビンさんの映画レビュー(感想・評価)
汚れてないトイレを掃除する世界
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個人的には完全に夢物語のような感覚で観ておりました。映画自体は皆様が言う通り、退屈などない映画でした。
汚れてないトイレを高速を使って移動しながら何のトラブルもなく、掃除する仕事。あんなボロアパートながら静寂が保てる環境。ミニマリスト風なのに自転車は2台ある生活。昔の物なのに音が劣化しないテープ。多分老いもこれ以上進行しない腰痛も無い世界。
鑑賞後に、そもそも広告用短編映画だったと言う事を知って納得しました。こういう日々ならパーフェクトで、トイレもキレイに使ってもらえる世界なんですね。これはこれでありなのかもしれないですね。映画ですから!
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talismanさんのコメント
2024年1月4日
モノクロ画像、美しかったです。便器は白が普遍?考えてみると面白いです。素敵な大昔の日本の家屋の雪隠は木なのかな。谷崎の陰影礼賛みたいな。でも誰が掃除するの?!と思います。女中さんですよね、多分、当時は。
talismanさんのコメント
2024年1月4日
そうですね。単なる好みでヴェンダースにあまり関心ありませんでした。小津映画大好きなことも詳細は初めて知りました。アメリカ人やフランス人やイタリア人はおいておくとして、ドイツ人が昔の日本の映画にそこまで関心があると思ってなかったので疑っていたのでした