「生きることはルーティン」PERFECT DAYS まーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
生きることはルーティン
この映画は絶対観ると決めていた。封切当日に映画館に行くつもりだったが、あいにく病院での検査と重なってしまい2日後になった。
何も変わらないのがイイ。生活はそういうもの。同じことの繰り返し。たまに変化があるから楽しい。如実にそれを表現していた。カーステでかけるカセットテープの音楽が日々違うのがまたイイ。ほとんど知らない曲ばかり。でも、映像を彩っていた。
スマホもない、テレビもない。こんな生活だからこそ見えてくるものがあることを教えてくれた。
数日後、小津安二郎の「秋刀魚の味」を観たが、ヴェンダース監督の目線に納得できた。
赤ヒゲ様
共感とコメントありがとうございます。
ルーティンな生活、何も変化のないことが最大の贅沢と思っています。
毎日々々、雑多な情報と出来事に振り回されていることに疲れてしまい、静かな時間を渇望しています。
ま-さん様
私自身は「退屈」が苦手なのですが、日常があまりに色々ありすぎて、こういう何も起こらない日々こそが完璧というパラドックス的な物語がとても新鮮に感じられました。
赤ヒゲでした。
平山の生き方にあこがれています。
仕事の内容はさておき、決まった時間に起きて、決まった時間に食事して、決まった時間に一日を振り返って、決まった時間に本を読んで寝る。
ザワザワした毎日が時折、シンドイと思っています。
限られた一生を丁寧に生きたいですね。
フォローありがとうございます。
心にのこる作品でしたね。
レビュー数もたくさん!
追いかけながら読んでいますが増えていきますね😅
平山さんのルーティンをこなす所作が美しく心が洗われる感じでした。
みかずきです
フォローありがとうございます。
私の方からもフォローさせて頂きます。
私、10年位前から、キネマ旬報、kinenote、Yahoo映画レビューなどに映画レビューを投稿しています。現在の目標は2回目のキネマ旬報掲載です。こちらのサイトには、2022年2月に登録しました。
宜しくお願いします。
本作、前半の平山の清貧生活は素晴らしかったです。
しかし、中盤以降、親族の登場、相棒の若手社員の突然退社、スナックのママの元夫の登場で、平山の心は揺らぎます、怒ります。やはり、人間は一人では生きられません。人間関係が平山の生き方に介入してきます。人間関係にどう折り合いを付けて自分の生き方を貫くかというテーマも本作は問題提起していると思います。
ー以上ー
初めまして、まーさんです。コメントありがとうございます。
たくさんのモノに囲まれて日々暮らしていると、平山のように大事なモノだけを大切にしながら生きることにあこがれますが、できそうもありません。
はじめまして
みかずきです
共感ありがとうございます。
仰る様に、今の日本は、スマホもテレビもあり、物質的に豊かですが、
それ故に、見えなくなっているものがあると思います。
本作での、主人公の平山の清貧生活を観ると、そういうことがよく分かります。
ー以上ー