「ラストシーンの凄味」PERFECT DAYS キッドマンさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストシーンの凄味
流石は話題作。
年末に眠気がある状態で観たので途中寝落ちはしましたが、この作品の凄味はラストシーン。
ニーナ・シモンの『フィーリング・グッド』をバックに車を運転する役所広司の表情が全て。
生きるということはこういう顔つきなんだと。圧倒されます。
映画というより芸術を観たという心持ちになるでしょう。
一見にしかず、です。
他、東京の情景とか役所広司の所作とか色々見所はありますが、全体を通じて受けた印象としては、清貧であってもスナックのママへの恋とか姪っ子への愛とか人間の業とも言うべき感情は隠せないし、それこそが人間、生きている証なんだということだと思います。
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