「人生とはありふれた尊い日々の積み重ねである」PERFECT DAYS ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
人生とはありふれた尊い日々の積み重ねである
トイレの清掃員である平山(役所広司)は、ごくありふれた同じような日常を送っていますが、特徴的なのが寝ている時に必ず挿入される映像です。不思議な感覚になり癒されますね。
木洩れ日のようなサブリミナル効果に似ている映像の中には、物語の先の内容を暗示している物が含まれています。
後半に2つほど出来事が起こりますが、時間というものは、自分が支配している時間と他人に支配されている時間があることに気づきます。
ありふれた日常でも自分が支配している時間は、その一瞬一瞬が特別な時間であり、後になってかけがえのない時間であることを実感しました。
平山は観葉植物を育てているように人生はありふれた日常の積み重ねなのだと思います。
観終わった後、久しぶりに大きな衝撃を受けました。
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