劇場公開日 2023年12月15日

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ポトフ 美食家と料理人のレビュー・感想・評価

全94件中、21~40件目を表示

3.5食を芸術まで高めた美食家と天才料理人

2024年3月5日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

19世紀末のフランスの田舎で、食を追求した美食家ドダンと、彼のメニューを再現する天才料理人ウージェニーの評判はヨーロッパ中に広まっていた。ある日、ユーラシア皇太子から晩餐会に招かれたドダンは、ただ豪華で品数の多いだけで統一性のない退屈な料理にうんざりして帰ってきた。お返しとして、最もシンプルな料理・ポトフで皇太子をもてなすことを決めたドダンだったが、そんな矢先、ウージェニーが倒れてしまった。ドダンはすべて自分で料理を作り、愛するウージェニーを元気づけようとしたが・・・さてどうなる、という話。

スタートからしばらく、料理を作って出すだけのシーンが続き、そんな単調な作品かと思ってたら、なかなか奥深かった。
ウージェニーとドダンの関係がなかなかわからなかったが、籍を入れてない夫婦みたいなのかな、って思ってたら、当たらずとも遠からず、だった。お互いを大切に思い、深く愛し合ってたのがよくわかった。
しかし、なんの病気だったのかな?心筋梗塞みたいな急に息を引き取るような病気だったのだろうけど。
素晴らしい感性と味覚を持ってた少女・ポーリーヌだが、やはりまだ若すぎて苦味の奥深さやワインの良さまで教えるのは幼すぎて難しいよね、って思った。あと10年くらい経てばウージェニーの後継者になれるかも、なんて観てた。
住み込みで使えていたヴィオレットは食の才能がなかったようで気の毒だった。

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りあの

4.0まるで印象派の絵画のような美しさ

2024年2月25日
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鑑賞方法:映画館

途中の森の中での会食場面など、まるで印象派の画家たちがモチーフにしてきたような世界だなぁと思って観ていたら、どうやら、描かれている年代が19世紀後半ということで、そりゃそうかだった。

「料理界のナポレオン」と呼ばれる美食家のドダンと、そのドダンの考えたレシピを20年以上に渡って実現し、時にはそれを超えた料理を創り出してきたウージェニー。その2人の物語なので、映画の大半が調理場面や食事場面なのだが、どの場面をとっても、文句のつけようがないほど美しい。そして、何よりどの料理も美味しそう。

最初、「美食家」と「料理人」との関係が、今一つつかめなかった。もっと言うと、観終わってからやっとわかった(ドダンは海原雄山なのか!)くらいなので、互いに求めあっていながら20年も結婚しなかった理由がよく分からなかった。けれど、その関係がつかめると、そこにあった彼女自身の揺るぎないプロとしてのプライドとか、彼女自身の映画の中での振る舞いの意味とかがだんだんとわかってくる。

映画のあまりの穏やかさに、近くの方から寝息も聞こえてきたが、それは、「ノーナレ」のドキュメンタリーのように、余計なナレーションや音楽を入れない演出によるものだろう。それが観ていて、とても自然で心地よかった。(ラストにタイスの瞑想曲が流れて初めて、そういえばBGMがなかったことに気がついた)

もう一つ、パンフレットがよくできていて、映画に登場する料理のレシピもついているのでおすすめ。

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sow_miya

2.0人間関係が希薄なこの映画は、監督の意向に反して、1/3くらい編集カットされてしまったのか?

2024年2月19日
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鑑賞方法:映画館

SLが好きで、グルメな先輩の勧めで、鑑賞してきました。

現代では珍しくもないが、映画中の"ノルウェイオムレツ"は食べてみたいと思った。

まず、とにかく"カメラに落ち着きがない" いじり過ぎ!
僕達 観客は、料理している最中や、サービス(運んでもらう)時の"手先がみたい"のに、
カメラは人物の顔を追い過ぎて、肝心な手元はうつさない。

暖炉や蝋燭の火はきちんんと映し、たまに木漏れ日までは映すのだが。。。
重要な時に、診さなければいけない"美食家の顔の表情"の露出が足りなかったり
暗い廊下と階段を、あてもなく無神経に暗く映し続けたり、撮影したカメラが安物かもしれないが
撮影には、まったくセンスの欠片がなく ド級の下手カメラ であった。

映画の中で、使われたコンロは、焚火での釜戸なのだが、
カメラが廻っている最中は、カメラが熱や水蒸気で、故障したり、レンズが曇ることを危惧し
撮影時は すべて釜戸に蓋をして撮影している"リアル感のない"ところは強く興ざめした。
中華料理でなくても、火を魅せる事は、調理映画なら重要なファクターな筈だ。
まして、フランス料理では、15㎝から30㎝クラスのフライパンを多用するのだが、
映画では、軽い焦げ目をつけたりすることもなく、油の代わりにワインを使う事もなく、
垂れにもこだわりが薄く、そのくせ英国料理の様に、皿の置き方や盛りつけに注視したり。。。
この映画のような 煮込み中心でしかないフランス料理は16世紀後半の昔であっても、チャンチャラおかしい。
よって、たまに 申し訳程度の湯気は映りこむが、調理時に温度や熱を感じる事もなく、効果音で誤魔化しているのは、料理映画として失格である。

舞台はプロバンス地方の田舎の様だが、映画の地勢を表現したり、映画の魅力を増す為に、
ただの畑や庭ではなく、周囲に広がっている筈の 田園風景 を写す場面が必要であった。
普通の監督は、そのカットを 映画のどこに差し込むか、悩むのだが
本作の監督は、そんなことに悩む以前の問題であった。

新人料理人の成長や、彼女の実家の工夫は? 新技術をポトフに使わないのか?
不採用だった新人料理人との展開は どうでもいのか?
美食家はオーナープロデューサーではあったが、職業は。。。貴族なのか?
結局、最高の料理は、完成せずに、投げ出して他の料理家のファンになったのか?
この映画に、ポトフ(おでん)は関係なかった。
オスマントルコ(ユーラシア国)皇太子との結末は?

この映画のストーリーは解らなかったし、何も残らなかった。

僕は20代中盤から10余年「東京会館」で毎月2回
この映画の様に、オーナー的である 常務・総料理長が属するクラブで、
この映画の"サロン"の様にオーナーと共にコース料理を食していたが、
この映画では、フランス料理の良さである"緊張感"が、何も伝わってこない残念な映画だった。

ただ、主人公:ドダンは、僕らが認識する"フランス男子"として、最高のカッコ良さだったので、ドダンを観る為と
調理と食事のシーンが長く、映画を観ていると、100%お腹がすくので、食前映画としては、最高の出来だった。

料理人の話では、新人調理人を扱った 日本のドラマ「バンビーノ」が好きです。

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YAS!

3.0ウージェニーの肖像

2024年2月9日
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鑑賞方法:映画館

ほぼ全編にわたって料理を作っているか、食べている映画だ。冒頭の延々と続く調理シーンは無駄のない動きが心地よく、感嘆する。時代背景も違うし、フランス人が皆あんなに凝った料理を毎日食しているわけではないだろうが、まさに“豊潤”という言葉がふさわしい。足し算もしくは掛け算の料理というか、ちょっと過剰にも思えるほどだ(日本料理は引き算?)。
ドダン✕ウージェニーの料理を味わうために足しげく集まる紳士たちは、ルイス・ブニュエルの「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」を彷彿させ、少しく滑稽でもある。
ジュリエット・ビノシュも「汚れた血」からもう37年も経ったのかと、感慨深いものがある。時の流れは速いものだ。歳月はそれなりの痕跡を残しているものの、佇まいは健在だ。
そのうち“厨房のポーリーヌ”で続編が作れそうな気もする。

映画のあと、感化されていつになく贅沢なランチにしてしまった。

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梨剥く侍

3.5佇まい

2024年2月4日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

カンヌで賞を獲ったらしいのでかなり迷ったが、予告編に惹かれて観賞。
ポトフというシンプルな料理で至福の時を演出する痛快さを期待したが、
さにあらず。想定とは違ったが、心に響くものがあった。

ストーリーに奇を衒ったところはなく、延々と調理と食事の場面が続く。
単調でウトウトする場面もあったが、調理には結構興味を惹かれた。
結構粗雑で美しさも感じられなかった。
食べ方も私がイメージするフランス料理の作法よりはかなり汚く、
興味をそそられた。
他人に厳しく自分に甘いフランスらしい(あくまでも私のイメージ)し、
2人の生き方も含めてナチュラルに描写されていた。
だからこそ2人の絆にはある種のシンパシーを感じたし、心に疼痛も残った。
2人の佇まいは魅力的だった。

但し、やっぱりラストはゲージツでわかりにくかった。
才能溢れる娘の必然性も最後に霞んでしまった。
わかりやすいラストではゲージツにならないのだろうか。

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みみず

5.0レシピを作る美食家と、それをキッチンで完成させる料理人。 実際の料...

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

レシピを作る美食家と、それをキッチンで完成させる料理人。
実際の料理シーンが凄くて…肉や魚をさばく、下ごしらえ、ソース作り、盛り付け、など、具体的に臨場感たっぷりに映されて。

食への追究、お二人の信頼に満ちた、最初から最後まで食欲をそそる映画でした。

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woodstock

5.0ポトフは pot-au-feu. 🇫🇷 語

2024年1月28日
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鑑賞方法:映画館

【ポトフとは】
「ポット・オー・フー」なんですよ。
「お鍋」=「 オンザ」=「 Fire ファイアー」ね。
これ、語感がいいんだよねぇ ♫
「火 hi」は=フランス語では「フーfeu」。
なんて可愛いんだろ♥

料理が大好きな僕なのですが、
若い頃、オリジナル・ポトフを10年に1度だけ作って、友人たちを呼んで振る舞っていました、
名付けて「10年に1度の大男スープ」。

丸のままのじゃがいも、🥔
そのままのにんじん、🥕
骨付きのチキン、🍗
もしくはビーフか豚の骨付きバラ肉、🍖
丸ごとの玉ねぎにローリエ、🧅🌿
コンソメ・ベース。大ぶりのマシュルームや🍄
トマトをホールで後入れすることも有り。🍅
素焼きのどんぶりです。木のスプーンです。
お店の名前は「3匹のくま」🏡
Bon appétit!

後に信州で暮らすことになり、ワイン醸造所でしばらく働いたのですが、自分のお店とか やったら楽しかったろうなぁ✨と今でも時どき思います。
料理・レストランものの映画は、そういう訳で目がない僕なのです。

・・・・・・・・・・・・・

【隠し味は男女のハート】
映画の原題、および脚本のもとになった小説は「美食家ドダン・ブーファンの生涯と情熱」。
その名からわかる通り、邸主のドダンが物語のメインに据えられているはずなのですが、
実際のスクリーンで我々が魅せられるのはジュリエット・ビノシュ演じるスー・シェフ=ウージェニーの、彼女の存在の圧倒的な大きさ。
そして冒頭からの 圧巻の調理シーン。

ドダンがフランベする、
ウージェニーが炒める、
ドダンがコンソメを引く、
ウージェニーが香草を散らす、
ドダンがオーブンを覗く、
ウージェニーがドレッセする、

カメラが皿を追う。人間を追う。
二人対等の、たっぷり時間をかけての美食と人生の、調理シーンでした

今回の映画は
かつて実際に婚姻関係にもあった!という二人、
ブノワ・マジメル と
ジュリエット・ビノシュ のW主演。
倒れたジュリエットのためにマジメルが駆けつけて、彼女のためだけに「療養食のフルコース」を作ってやるんですよね〜
まったくもって粋なキャスティングじゃないですか💕

・・・・・・・・・・・・・

【五感で味わう映画】
映画館 東座の社長=合木こずえさんは、今回またまた町内の小さなビストロとのコラボを企画してくれました。
映画を観たあと、余韻に浸りながら通りをぶらぶら歩いて、そのビストロで1週間限定のポトフメニューを頂けるのです(要予約) 。

映画を五感で味わおうというこの東座の企画は、最近では
◆「あのこと」で、性教育スペシャリストによる上演前講演。
◆「共に生きる 書家金澤翔子」では書道家さんのお話。
◆県内に住むパントマイミストの舞台は「沈黙のレジスタンス」に合わせてのステージ。
そして
社長さんご本人による寸劇も行われましたよ。
「世界で一番美しい少年」にぶつけて、俳優になるために劇団で苦労し、辛い思いもしてきたという合木社長の来し方を喜劇に仕立てたものでした。

演出の楽しさを知っている映画館の社長。
人口8万人の小さな街だからこんなユニークなタイアップ企画が実現してしまいます。

どうです、いい映画館でしょう⁉️
えっへん😆👍

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【弱った心と体には手料理が一番】
フランスでポトフなら
日本ではさしずめ「お粥」だろうかなぁ・・
誰だって辛いときには、優しくされたいもの。

「どう具合は?」
「食べられそうかな」
「ちょっとでも食べてごらん」

そう言っておでこに手を当ててもらう。これが最強のお薬。
そしてよく寝て、少し元気になったらデザートは「ミカンの缶詰め」で決まりです。
優しさは、どんな高級な独逸製の注射よりも僕らを元気にしてくれるんだよね。

多くを語らなくても、作ってくれたその人の愛情がわかり、心細い思いも温めてくれるのが pot-au-feu。
ブノワ・マジメル と
ジュリエット・ビノシュの恋心を、ドダン手作りのポトフは満たしてくれたようです。

・・・・・・・・・・・・・

監督は、かつての「フランス領インドシナ」=ベトナム出身のトラン・アン・ユン。
フランス映画にありがちな さばさばとした冷たさや、観終わったあとの ぐったり感はありません。
ヌーベルバーグで失ってしまったフランス映画の良いものを、監督はアジアの眼差しで取り戻してくれました。
監督はフランス人の日常を、潤いのある人肌のものへと復活させてくれました。

厨房ものではあるのですが、(珍しく) 食べるお客さんがみんな清潔で良い人。
そしてウージェニーもお手伝いの女の子たちも、ちゃんと全員が丁寧に扱われていて、フルコースで まかない食を味わう映画なのです。

主人のドダンが単なる美食家ではなく、
「作ること」、
「ふるまうこと」、
「一緒に食べること」、
この三拍子ね。
その食卓の光景のすべてが猛烈に好きな人物であった という設定が◎なんです。

だから
美味しいものが好きなひと、
料理が好きなひと、
そしておもてなしが大好きなひと、
そういうあなたには絶品。オススメの映画です。

・・・・・・・・・・

東座の帰り道、
ブルゴーニュワイン「シャンボール・ミュジニー」をスマホでポチりました。もちろんあのウージェニーが愛したワインでしたね。
届くのが楽しみです。

病床のウージェニー:
「作ってもらうのが癖になりそうだわ」
心込めて作った人 ドダン:
「君が食べている姿を見たい」
「ありがとう」。

名優に拍手、
C’était bon! / セ テ ボン / ごちそうさまおいしかったです。
🍝🍷✨

·

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きりん

4.0私は秋がすき〜(2024年2作目)

2024年1月25日
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幸せ

すでに持っているものを求め続ける。素敵な言葉ね。
終始美味しそう。
私は食べることが大好きで料理もするのでいい音だなぁー。と楽しめた。
映画の中に嫌な人がいない。
丁寧に生きていて、丁寧な言葉を使う。
お願い、ありがとうが沢山出てくる。
愛している人に美味しいものを作ってあげたいっていうウージェニーとドダンの愛が綺麗。
今日は美味しいものを食べよう。

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きゃりー

3.0冒頭がクライマックスです。100年前の調理場面と料理を再現した素晴...

2024年1月24日
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冒頭がクライマックスです。100年前の調理場面と料理を再現した素晴らしさ。また、調度品や衣装など美術も豊かに表現されていて、いいものを見せてもらった、という眼福の作品です。

ドダン(美食家)とウージェニー(料理人)の深く奥ゆかしい愛情のやりとり、そして互いに自立し料理の高みを目指す崇高さに感銘を受けました。

『サン・セバスチャンへ、ようこそ』の直後に見たので「結婚とはなんぞや!?」と深く考えさせられました(笑)

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ほりもぐ

3.0圧倒的な料理シーンのビジュアル&サウンド

2024年1月20日
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鑑賞方法:映画館

冒頭から料理シーンが圧倒的なビジュアル&サウンドで展開されていき、
グイグイとスクリーンに没入していきました。
セリフもほぼないのですが、料理に向かいあう姿に猛烈に感動しました。
この冒頭がいちばん鮮烈に記憶に残りました。

物語はというと、説明らしきものは一切ない展開で私好みで、
とにかく美食家(と言いつつも料理人でもありますが)の生き様を描ききる。
それが伝え手の伝えたいことなのだなとラストあたりで感じました。

料理同様、実に味わい深い記憶に残るフランス映画でした。

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ひでちゃぴん

3.5女の子が魅力的

2024年1月20日
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淡々と見ているつもりだったけど、周りの人に聞こえるくらいお腹がずっと鳴って困った。

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night runner

4.0タイトルだけで優勝!

2024年1月19日
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知的

幸せ

なんて優雅で品がある、まさに口福の極み!

冒頭から料理大事典から飛び出してきた様な華麗な料理…スクリーンから香りや湯気までも溢れてきそうなほど芸術的な料理過程に魅了されっぱなし!
仔牛のポアレなんぞ恥ずかしながら喉が鳴りそうになりました💦

情熱の全てを料理に捧げる美食家と料理人…
深過ぎる料理への想いと絆で結ばれる2人の愛の物語であるところがザ!フランス!

美食家ブノワ・マジメルと冷静かつ甘美な魅力を放つ料理人ジュリエット・ピノシュ
贅沢過ぎる完璧なキャスティングだ!

そこに絡む絶対味覚の見習いの少女
絶対的・美少女な彼女に今後も注目したいし
料理の監修をしたピエール・ガニュールも皇太子専属シェフ役でちゃっかり出演したりして…

フランス代表作の奥深さを充分に堪能出来ました

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ねもちゃん

3.5静かなのに奥底では熱い

2024年1月19日
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ユーラシア皇太子に晩餐会に出された料理が不満だった美食家が、考えられる最上の料理で逆に皇太子をもてなそうとする。選ばれた料理はポトフ。ただの家庭料理とも言えるポトフでどうもてなすのか?料理人との試行錯誤が始まる…。
みたいな映画だと思っていた。いや、この内容ならポトフってタイトルにしちゃダメよ。ポトフなんて…と訝りながら食べ始めた皇太子が、むさぼるように完食するクライマックスを待っていたのに。
とにかく調理して食べての映像が繰り返される。冒頭なんかかなり長い調理シーンだった気がする。でも、三つ星シェフが監修しただけあって相当に美味しそう。料理好きな人ならこれだけでも観る価値はあるかも。
美食家と料理人の愛の物語として頭を切り替えて観ていたが、それもどうやら違う。料理でつながり、料理を通して関係を深めていった2人だからこそのラストシーンはグッとくるものがあった。イメージしていたものとはだいぶ違うけど、これはこれで悪くない。とても静かに話が進んでいくのに、奥底では2人の料理への熱い思いが燃えていた。まるで火にかけられた鍋のよう。はっ!だからポトフという邦題にしたのか!(たぶん違う)

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kenshuchu

4.0料理は芸術

2024年1月16日
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楽しい

幸せ

料理(美味しい)は芸術にも希望にもなる。
ブレずに最高の美味しいを求めて同士もいる。最高の人生。

ヴィオレットに冷た過ぎて世話してもらってるくせに💢とイライラ

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ふわり

3.0【料理は愛情‼︎ by結城 貢】

2024年1月14日
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知識と教養に裏付けられた、機知に富んだ気障な台詞回しと世界に誇るフランス料理、これぞ自立した男と女の大人の仏映画。

レシピを粛々と熟していく調理工程の様式美と自然光に映える食材、ドキュメンタリーを観てるかのような長回し撮影と繊細な画角、料理は味覚だけでなく五感で堪能するもので、料理人は芸術家であり科学者であり哲学者だと思わせてくれる、併せて料理人の社会的地位が日本と比較にならない程に高いことにも妙に納得させられた。

調理器具に調度品、インテリアから当時の上流階級層の衣装まで、象徴的な照明と色合いも相まって楽しめた。

但し粉もん文化の庶民階級出身としては、蘊蓄抜きに美味いもんは美味いでええやないかとも⁉︎とりあえず料理も恋愛も準備と下拵えが大事だと勉強させてもらいました。

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Chang Koh

3.5最後の

2024年1月14日
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悲しい

楽しい

幸せ

二人の遣り取りにビビッと来ました。それまではちょっとダラダラ冗長だなぁ、ユーラシア皇太子向けのポトフはどうした?と思ってました。愛する女性の為、必死に料理する姿じーんとしましたし、崩れた躰でも愛しい気持ちが見えて良かった。それに「ちゃんと」メソメソしていたので意外にすっきり。
パイ生地にザクッと切り込む音と感触、雑?に取り分ける感覚は日本料理には無い感覚。スプーンで直に味見する所も。

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トミー

4.0室内の灯りと自然の光を観ているだけで楽しい

2024年1月11日
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料理については何も言えないが、手際良さがリズミカルで飽きない
料理人と美食家の愛情もしみじみとする

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すぅ

3.0お腹すかして見よう

2024年1月7日
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大好きなトラン・アン・ユン監督作なので期待して見に行った。
ほぼ料理映画。こってりフランス料理が9割の作品だった。
自分は、最近どんどんベジタリアン化しているので、肉と牛乳をたっぷり使ったフランス料理にはもう惹かれなくなっている。胃もたれする感じ。

それと尖った作風が特徴的だったトラン・アン・ユン監督が、クラッシックなフランス映画調の作品を撮ったのも驚き。ベトナムのバックグラウンドを持つ監督をまったく感じさせない古風なフランスがあった。

それでも映像の美しさはさすが。
音楽がほぼなく、常に鳥の声が聞こえてるのもなかなか良かった。

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CR7

4.0料理をしない私にとっては

Mさん
2024年1月6日
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最初の調理の場面が続くのはやや辛かった。
ショコラで見たばかりの女優さんが出ててビックリ。歳をとったせいもあるが、それ以上に、全体の色彩の雰囲気に(「ショコラ」での服装は華やかだった)落差を感じた。
洋梨のシーンはインパクトが強すぎて、私にとってはこの作品には合わなかった。
主人公は、友人や「料理人」に恵まれ幸せな人だと思った。

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M

1.0ジェンダーとプロフェッショナリズム

2024年1月4日
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本当に久しぶりのトラン・アン・ユンの作品である。冒頭「イェン・ケーに捧ぐ」とあるので、「青いパパイヤの香り」で成長した主人公を演じた彼女が亡くなったのかと思いきや、長年を公私にわたるパートナーであり続けた彼女への謝辞であり、監督から彼女への思いこそが、映画の主題となっているのだ。
 そして、「青いパパイヤ」で額の汗を片腕で拭いながら、もう片方の腕で鍋をふるう彼女の料理をしているシーンが脳裏によみがえり、本作のジュリエット・ビノシュの料理する姿とオーバーラップする。ビノシュは額に汗を浮かべるどころが、意識を失う手前まで疲労困憊の様子だ。
 そう、このようにしてトラン・アン・ユン監督は、調理作業に従事する女性の肉体的な負担を直接的に何度も描いている。その重労働の所産として目を奪われんばかりの豪奢な一皿が生まれ、男たちの食卓が形作られるのである。
 同じく食への強い関心を隠さなかった映画作家として我々は伊丹十三の名を思い起こす。彼の代表作「お葬式」においても、精進落としのごちそうを準備するのは女たちであり、それを食すのは男たちなのだ。男たちの饗宴に女たちが入ることはなく、女たちが台所でその料理を口にすることは本作にも共通する。
 観客が食べ物の美味しさ、舞台となる家屋の内部、農園、と美術のすばらしさに気を取られることは監督の本意だろうか。いや、これら美しい生活が女たちの労働によってこそ成り立っていたことを観客はもっと意識すべきである。生産する性と享受する性の固定化。このことを抜きにしては、この映画は単なる料理のデモンストレーションに終わってしまう。
 さて、死の直前、女が男に対して「あなたにとって私は『妻』だったのかそれとも『料理人』だったのか」を問う場面がある。
 もちろんこれこそが映画のテーマであり、監督が観客に問うている問題なのである。
 命を削って作ってきた料理。これを相手がプロフェッショナルとしての仕事の成果と認めるか、愛情の対象へのまごごろの所産として感謝するのか。彼女が求めたのはジェンダーから逃れられない男と女の愛情の所産としてではなく、プロとしての評価だったのだ。
 これこそが、彼女が結婚を拒み続けて理由であり、料理を続けてきた理由なのだ。
 そうでなければ、丹精込めて作った料理を、台所で使用人と一緒に食べることなど耐え難い屈辱なのである。

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佐分 利信
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