劇場公開日 2024年7月19日

「ちょっとフェリーニ思い出した。若い監督でこんな人が出て来て嬉しい。」墓泥棒と失われた女神 masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ちょっとフェリーニ思い出した。若い監督でこんな人が出て来て嬉しい。

2024年8月14日
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鑑賞方法:映画館

こりゃ久々ヨーロッパの南らしい良い映画。

ダウンジングの才能がある男が墓泥棒と連んでいるけどあんまりお金には興味ない。居なくなった婚約者が好き過ぎて見る幻、そんな頭煮えちゃった男の話。汚れた白ジャケットが凄く似合う主人公ってやっぱり暑い国の映画だよ、赤い紐伝説とか私の副葬品知らない?とかファンタジーがあって清濁のコントラストもよい。イザベラロッセリーニは婆ちゃんになっても素敵可愛かった。
撮影もフィルムさらに35.16.S16と使い分けて昔の映画っぽくフレームの枠まで写ってて芸コマです。現実と幻想が交錯する編集がレオスカラックスのエディターと言うのも納得。

またも女性監督、アリーチェロルバケル、レイチェルランバート、ケリーライカート、好きな監督増えた。

masayasama