劇場公開日 2024年7月19日

「生と死と愛の話」墓泥棒と失われた女神 カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5生と死と愛の話

2024年7月20日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

エトルリア考古学学者なのか、墓泥棒なのか?
浮遊者のように盗掘に彷徨い歩くアーサーはどんな人物なのか?

古代ローマ前のエトルリア文明だけに興味深い。

ローマの街角には、ジプシーを時々見かける。
彼らのようにギター片手に吟遊詩人がアーサーの人生を寸劇風に2回ほど語り部されるのだ。

そこでは、人生には生と死と愛があるというが、彼のこれからの死と愛とは?

その姿が見え隠れするが、最後にその全てが一瞬に届く。

イタリアンチネマらしい素晴らしいFINEだった。

ブラボー…

( ・∇・)

墓泥棒と失われた女神

「幸福なラザロ」「夏をゆく人々」などで高く評価されるイタリアのアリーチェ・ロルバケルが監督・脚本を手がけ、
愛の幻想にとらわれた墓泥棒の数奇な運命を描いたドラマ。

1980年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。
忘れられない恋人の影を追う考古学愛好家の青年アーサーには、紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡を発見できるという不思議な力があった。

アーサーはその能力を利用して墓泥棒の仲間たちと埋葬品を掘り起こしては売りさばいて日銭を稼いでいる。
そんなある日、アーサーたちは希少価値を持つ美しい女神像を発見するが、事態は闇のアート市場をも巻き込んだ騒動へと発展していく。

「ゴッズ・オウン・カントリー」のジョシュ・オコナーがアーサー役で主演を務め、
「ブルーベルベット」のイザベラ・ロッセリーニ、「ハングリー・ハーツ」のアルバ・ロルバケルが共演。
2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

墓泥棒と失われた女神
劇場公開日:2024年7月19日 131分

カール@山口三
カール@山口三さんのコメント
2024年7月21日

ああ、あれでしたか。
彼女のお母様の邸宅室内ですね。
了解です、ありがとうございます。

カール@山口三
talismanさんのコメント
2024年7月20日

フラスコ画(鳥などの絵)の色彩がさーっと褪せていく様子が、オープニングの所にありました。フラスコ画じゃないのかな?

talisman