「陽気な墓泥棒の話、ではない。」墓泥棒と失われた女神 iccoさんの映画レビュー(感想・評価)
陽気な墓泥棒の話、ではない。
最後までどうなるかわからなくて面白かったよ。お墓で宝探しの話なのかと思ったら、壮大なラブストーリーであった!
一攫千金を狙っているというより、生活の為に日銭を稼いで暮らす日々の中、時折ちらちら現れる彼女との赤い糸。
掴んだらどうなるんだろう、ってずっと思いながら観た。
仲間が吟遊詩人になって、あらすじを語ってくれるのが面白かった。
あれでちょっとなんかお伽話風味が増した気がする。
特に好きな仕事でもないのだろうけど、彼の能力に頼れるから一緒に仕事してる仲間たち。結束は固そうだけども家族的な感じでもないのが気になった。
彼があんなとこで1人で暮らしてるのに。。
利用はするけどやっぱ外国人なのもあって家族ではないのかなと。イタリアとの関係の方が家族っぽかったのは、彼女も外国人だったからなのだろうか。
なんかそこはとてもモヤッとした部分。
ジョシュ・オコナー氏、始終小汚い服着てて(本当に臭ってきそうだった。汚れた白い服の威力よ)イケメンの無駄遣いだなと思ったけど、イケメンじゃないと女子があれやこれや寄ってきて世話やかないだろうから、やっぱ意味あったな。笑
イケメンは汚れててもイケメンてことね。
(なんか納得)
墓泥棒って題名だから、なんか陽気な泥棒たちの話かと思いきや、移民の生活や当時のイタリア人の価値観等々が垣間見られて面白かったです。
背景にうっすら見え隠れする切ないラブストーリーもよかった。
夏に観るのにぴったりな映画でした。
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