「トルコ東部の、雪深い村の中。 小学校の先生や生徒たち、村のご近所さ...」二つの季節しかない村 woodstockさんの映画レビュー(感想・評価)
トルコ東部の、雪深い村の中。 小学校の先生や生徒たち、村のご近所さ...
トルコ東部の、雪深い村の中。
小学校の先生や生徒たち、村のご近所さん。
長い期間を雪に閉ざされて、行動半径も範囲が限定的になりがちな。
感じ方次第で、受け入れて楽しもうという人もいたり
または、閉塞や孤独を感じて、出て行きたいと言い続ける人もいたり。
景色といい人々といい、おらの郷里(日本の東北の豪雪地帯)に近い感じがします。
特に、普段みている世界の範囲の、狭さ/広さ。
良い悪いではなく、
冬は、限られた、その範囲を謳歌しよう、という人もいますし
外にあこがれる人もいますし。
慕われる先生、気に入られる生徒、もいれば
その逆もいたり。
慕われている人が、人格者とは限らなかったり。
崇高な志を持つ人が、別の事情で色眼鏡で見られていたりも。
見かた次第で、他人の印象はどうとでも変わるんだねと
気づきの場面も多数でした。
人々の会話が凄く多い映画、
意見がぶつかるのは普段当たり前にあり、それでも、険悪になることはあまりなく。
セリフの多さには、(いち鑑賞者として)体力をかなり持っていかれました。
コメントする