「カメラを止めろよ💢」二つの季節しかない村 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
カメラを止めろよ💢
2023年制作のトルコ映画
トルコ語の原題は全然わからないが、英題は Dry Grasses だから枯れ草
アナトリア地方の田舎(僻地)の学校に赴任して4年余りの美術教師のサメット(中年男性)。絵は描かないのに能書きは長い。独身。イスタンブールにいたが、都落ちしたのを悔いながら、不満タラタラの饒舌しゃべりすぎ男。
女子児童にちょっかい出して問題となった小学校教諭の話かと思って鑑賞スタート。
地元出身のケナンという同僚男性教師(社会科担当)と同じ職員宿舎で同居。とても仲良し風だがゲイではない。
隣町(ずっと都会)の学校に勤める政治信条的に同志のヌライというテロリストに襲われ、実の兄と自分の右足を失った義足の美人女性英語教師と合う。
真面目な映画だなぁ。
トルコの教師も大変だね。政府の監視の厳しいクルド人の子供が多い地に赴任して来て、校内でも民族問題が山積しているんだなぁと思いながら観てました。
恥ずかしいぐらい女子依怙贔屓バレバレだった担任(市川先生)を思い出しました。
しか〜し、
おいおい、セットかよ!
なんか錠剤飲んだな。バイ◯グラみたいなヤツか?
女優さんに失礼だろ!
サメット、枯れてんじゃないよ。
見栄はるなよ!
というワタシも義足の女優さんお目当てで、198分にチャレンジ。
パラリンピック走り幅跳びの中西麻耶選手はかっこよかったですねぇ。
義足を外す瞬間がいいんですよ😎
トルコリラのことを考えると、小学校教諭が義足や自動車(日本製)を手に入れるのは大変。
親日国のトルコ。
🎤飛んでイスタンブール
🎵恨まないのがルール
みたいな話だったような。
トルコにもこんなヤツいるんだと妙にホッとしました。
なんなんですかねこの映画。
かなり恥ずかしい。
眉毛の太い女の子セヴィムちゃんはとってもクールでステキでした👀
予告編の 「は·る·は·こ·な·い」 にまんまと引っかかりました。
たしかに、こんな男に春は来ない。
邦題はピントはずれ。
今年は温暖化で日本も2つの季節しかない国になりそう。