劇場公開日 2024年10月11日

「65~70点ぐらい。釈然としなかったけど…」二つの季節しかない村 RAIN DOGさんの映画レビュー(感想・評価)

3.565~70点ぐらい。釈然としなかったけど…

2024年10月18日
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鑑賞方法:映画館

あらすじ読まずに、タイトルとポスターと、巨匠が作った映画って事、是枝監督が絶賛した事、それだけの情報で観ました。

真っ白な雪景色の中に止まる1台の車、どこへ向かうのか雪の中を歩き始める男…

このオープニングで引き込まれました。

ポスターの女の子が主役かと思ったら、この男性サメットが主役です。

とにかく、トルコ東部の自然が美しくて、それが強く印象に残ります。

この美しい村自体も、この映画の主役でしょう。

この村の住人や自然を写した写真が差し込まれる演出、激しい議論のあと入る斬新な演出、も良かった。

最後が意味深で、もしやサメットは…と思ったんだけど、ネットで調べてみると、やっぱ同じ事を思った方が他にもいました。

観たあと釈然とせずモヤモヤして消化不良、妄想だったのか?とか、とんでもない事まで考えてしまったけど、いろいろ調べてるうちに概ね理解できました。

198分の長尺ですが、体感では実際の時間ほど長く感じなかったです。

それどころか、もう1回観たい(笑)

この映画でヌライという女性を演じた事で、2023年のカンヌ国際映画祭で最優秀女優賞を獲得したメルヴェ・ディズダルが良いです。

その年の最優秀男優賞は『PERFECT DAYS』の役所広司さんですが、その縁でツーショットの写真も存在し、この2人は交流があるらしいです。

RAIN DOG