「こんなにも 自分が あてにならない」落下の解剖学 えんぞさんの映画レビュー(感想・評価)
こんなにも 自分が あてにならない
見ため、服装、言葉選び、話しかた、ふるまいはもちろんのこと うわさ、過失、性別、経済状況、後から知らされた新事実 などなど…
これら外部環境によって 人は最初に抱いた相手への印象を いとも簡単に変えてしまう
主人公の女性が 当初悪人にはみえなかったのに 話が進むにつれ決して悪い人ではなさそうなものの どうもそんな良い人でもなさそうな気がしてきました 気がつきましたか。
そこに実の子どもからの評価が入ればなおさらでしょう
息子はどちらかに確信をもてないとき 腹をくくった
確信をもつフリをせず そして決めた
観る者は それにまたも影響されたことに気づかされずにいるのだ
これは実験作であり意欲作なのかなと思いました
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