「新感覚アトラクション映画」落下の解剖学 ぬんこさんの映画レビュー(感想・評価)
新感覚アトラクション映画
まずこの映画スッキリしない
モヤモヤしたまま終わる映画です
特にエンタメ好きな人であればあるほどスッキリしない
映画慣れしてる人であればあるほど
いつどんでん返しされるのか
いつゴーンガールになるのか
いつカイザーソゼが出てくるのか
って思っているとそのまま終わります
視聴者は拍子抜けします
その後犯人はやっぱりこうなんじゃないか?
いや旦那の自殺なんじゃないか?
みんな思い思いに考察に耽ることでしょう
ですがそれすらも監督にコントロールされているとしたら?
つまりはこの映画見た後の考察班まで
手のひらで転がされる映画なんだなと
不振な点は沢山あるけども
全部机上の空論で事実は犬がゲロっただけ
唯一の事実に基づくと無罪です
でも視聴者含め世間は奥さんが犯人だと面白い
奥さんに会いに来た女子大生が犯人だと面白いから考察をします
約1時間の法廷シーンは視聴者を混乱させるためだけの
1時間。
答えは冒頭のシーンと犬のシーンだけで十分な映画です
この映画立ち返ると
身の回りでも同じようなこと多いなと
例えばSNSで○○と○○は実は裏では仲が悪いらしいとか
ニュースの情報だけであの芸能人は実は○○らしいとか
なぜならそっちの方が面白いからです
この状況下を2時間の映画で作り出した脚本は天才的だなと新しいどんでん返しの形を見た気がします
脚本賞おめでとうって感じです
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