「棄てるものがあるうちはいい」落下の解剖学 ソルトさんの映画レビュー(感想・評価)
棄てるものがあるうちはいい
今どきの夫婦関係にくさびを打ち込むようなストーリー
観ていて決して心地良いものではなかったけれど、当節こんなものよなーという感想
夫婦関係に子供の事故後遺症という不運にみまわれ程度なら、どこにでもあるような話ではあるが、ここで一番問題なのは夫が自己肯定感を苛まれるという設定
ここで日本映画なら妻が夫を優しく励ましてというようなあらすじが想定されるが、MeTooやジェンダー時代のBという設定の彼女は、夫を飛び越えはるか遠くに飛び、作家である自分が大事だからという考えであったものだから、まずうまく生活は成り立つはずもなく。夫をいい意味で棄て去っていく女性
子はかすがいと言うけれど、男女(あるいは女女でも、男男でもいいけれど)自立した一方にもたれてしまう一方はたまったものではないだろう
だからあえて子に第三者性の役目を持たせて...
とんでもない脚本(アカデミー脚本賞)だと思った まぁとりあえず棄てるものがあるうちはいいという結末もお見事
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満塁本塁打さんのコメント
2024年5月19日
湖の女たちへのいいねありがとうございました😊 本作は色々と 考えさせる 作品でした
観客の洞察力を求める作品でした。逆にいうと 娯楽息抜きには向いてませんね 失礼します またよろしくお願いいたします🙇