「スクリーンの中で小説を読んでいるみたい」落下の解剖学 ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
スクリーンの中で小説を読んでいるみたい
これは観た人それぞれに違った感想を持つのだろうな、そんな風に感じられる「行間を読む」ような、まるで小説の文章をなぞり想像を膨らませる作業を映像で見せられているみたいな感覚に陥りました。
もしかすると、冒頭のダニエルが息絶えたヴィンセントの近くに立ちすくむシーンすら事実ではないのかも?なんてスクリーンを後にするときでさえ心は乱れました。
法廷のシーンは話が逸れてしまいがちで、それが主人公たちの過去を紐解く鍵にはなるのですが、やや冗長かなとも思えました。
それにしても検察側のキャラは国は違えど似たような描き方になるのですね。
見ごたえありました。
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