「もどかしさがなく、とぼけ」枯れ葉 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
もどかしさがなく、とぼけ
ヘルシンキ。ロシアのウクライナ侵攻がラジオから聞こえる。一人暮らしの中年女性アンサは、スーパーで働いている。工事現場のホラッパは、隠れて酒を飲みながら働いていた。二人はカラオケバーで出会い、お互いが気になる。再会するも、それぞれが仕事を解雇され、その後すれ違い。
すれ違うんだけどもどかしさがあまりなく、とぼけた感じが楽しいです。初デートで観るのがゾンビ映画の「デッドドントダイ」、観てみよう。犬の名前が喜劇王、他映画愛もちりばめられ、いや散らかってるといったほうがいいかな。「男は壊れる鋳物」とは笑えます。酒が災いするホラッパのどこに、アンサは惹かれるのか。明るいラストもいいです。なんか名画のようなタイトルだな。
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