劇場公開日 2024年5月24日

関心領域のレビュー・感想・評価

全435件中、21~40件目を表示

0.5退屈極まりない作品。 ユダヤ人たちが過酷な目に遭っているのはあくま...

2025年5月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

退屈極まりない作品。
ユダヤ人たちが過酷な目に遭っているのはあくまで塀の中の出来事。
たとえ隣であっても塀の外のドイツ人一家は優雅な生活を送っている。
優雅な生活を延々と見せられても・・・・。

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省二

2.5ねむい!

2025年5月2日
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鑑賞方法:VOD

タイトルの意味は後でわかったけど見終わった段階では分からなかった。まあそれは良いが、大変興味深い趣向で撮られた映画だと思い、実際対比の映像なんかも素晴らしいものは感じた。が、映画としてみた時に「間」の使い方がとにかく眠気を誘う。気づいたら瞬間的に意識が飛んでいる。これは自分が悪いが個人的にはとても見るのに疲れたし苦手だった。最後に転換もあるのかと期待したがそういうやつじゃなかったし。

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マルボロマン

3.5映画というより…

2025年4月14日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

映画を観ているというより、アウシュビッツの隣に住むドイツ将校の生活を覗き見ているような感覚。
そのため、隣から聞こえてくる兵士の声や銃声、囚われたユダヤ人を燃やす焼却炉の音などの説明は一切ない。
隣から聞こえてくる悲惨な音を一切無視し(無視というより、聞こえていないかもしれない)、自分たちの恵まれた生活を享受するドイツ人家族たち。
観ているこっちは終始胸がつまる思いに。
ラストに、アウシュビッツ平和博物館の清掃シーンが映るが、とんでもない遺品の量に更に胸が苦しくなった。

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nayuta

4.0新しいかたちの反戦映画

2025年4月13日
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この映画はアウシュヴィッツ強制収容所の隣に住む兵隊とその家族の生活の様子を覗き見ている形式で描かれている。大きな展開があるわけではないが、生活の中に銃声、怒号、叫び声、何かしらの黒煙と不穏な景色、音が同時に描かれている中、登場人物誰一人も関心を示さない。
日本人が真夏に鳴くうるさい蝉に対して「こいつら求婚頑張っていてすごいなぁ」と関心を示さないように彼らにとっても日常の一部なのだろう。
この家族を外から見ている形で描くことで我々視聴者は登場人物たちとは違い、関心領域外で行われている悲惨な状況を感じ、戦争の愚かさを知ることができる素晴らしい映画だと思った。

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冬タコ

5.0一人ひとりが自分の関心領域をどこに持つかが問われている

2025年4月8日
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鑑賞方法:映画館

映画冒頭では真っ暗な中で不調和音が響き、しばらくすると明るい水辺での楽しそうな家族のピクニックの場面に切り替わる。ルドルフ・ヘスとその妻ヘートヴィヒは自然豊かな郊外の一軒家で子どもたちと平和で幸せな生活を営んでいた。どこにでもいそうなドイツ人一家が普通の家庭と何か違うところがあるとすれば、彼らの家の塀を一枚を隔てた所にはアウシュビッツ強制収容所があり、ルドルフがそこの所長だということだけだ。

無知と無関心は異なる。本当に何も知らなければ無知だが、知っているにも関わらず、関心を向けない、或いはあたかも無いかのように振る舞うのは無関心である。ルドルフは職務として隣で何が行われているのか当然知り尽くしている(というより、指示をしている)のだが、ヘートヴィヒや子どもたちは無邪気に隣で何が起きているのか何も知らないかのように振る舞ってはいる。しかし、その言動をよく見ていると確実にわかっていることが理解できる。

人間は見たいものだけを見て、聞きたいことだけを聞いていたいと思うものであり、嫌なことから目を背けている限りは幸せでいられる。しかし、目を背けられた場所には「幸せ」とは対極な状況に置かれた人々がいる。それは第二次大戦の頃だけの話ではなく、いま現在でも全国各地で、そして世界各地で起きていること。

一人ひとりが自分の関心領域をどこに持つかが問われていることを突きつける作品だ。

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Tofu

5.0無関心の壁

2025年4月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

難しい

私は何方の領域と共存できるのだろうか。終始心が揺れ動き、諦めから生きる本能としてまやかしの幸せを享受し、気が狂うまで関心の領域を外すのか。
途轍もなく恐ろしい映画で、恐ろしく興味深い映画。
二度の鑑賞はしたくはない、素晴らしい映画です。

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シシム

3.0音楽が歪み感を増幅

2025年4月5日
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鑑賞方法:VOD

怖い

難しい

評判になっていたので視聴。
映像はいたって普通の場面に、歪んだ音楽が入り込むと、こんなに不快で違和感を表現出来るものなのか。
はっきりと言葉や映像で表現しない分、気持ち悪い違和感が増幅されて、インパクトあり。

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ぽん

0.5なぜ今、

2025年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

なぜこの時に、反ナチス親ユダヤ的映画が作られ、評価されなければならないのか。イスラエルによる現在進行中の人類史上最凶の蛮行、アウシュビッツを凌駕するジェノサイドに、一分たりとも免罪符を与えられることが有ってはならない。絶対に。

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motorg

5.0未曾有の表現

2025年4月2日
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本作は、邸宅に据えられた隠しカメラのように家族の暮らしを淡々と映し出す。ドラマやスペクタルの代わりに、問答無用に音と向き合わせ観客の脳みそをフル回転させる。

母性的な老婆が人食い魔女であった〝ヘンゼルとグレーテル〟、リンゴを隠す光の少女、言葉なき詩のピアノの楽譜が、私に「想像せよ!」と訴えかける。

アウシュヴィッツの地獄はどんなに再現しようとしても表象不可能だ。不完全だからこそ、私たちは〝自分で想像すること〟しか、犠牲となった死者に応答する手段はない。それは人間としての倫理的債務だ。私たちに託された債務以外の何ものでもない。想像しない限り過去は繰り返されてしまう。

表象不可能なものに対する、真摯に考え抜かれた未曾有の作品だった。

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Raspberry

4.0怖い!美麗映像と緻密かつ重厚なる音響世界

2025年3月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ベルイマンやポランスキー作品に通じるエレガントなひたひたと内側に水が浸透するような恐ろしさ。

とにかく庭園、建築、衣装、部屋、何から何まで贅沢な一級品。
でもじぶんはあそこには絶対住みたくない!
一晩でも逃げ出したくなります^_^

塀の向こうで何が起きているか知っているのは、
収容所で日がな働くこの一家のあるじと、
われわれ観客だけという!
阿鼻叫喚の声や銃音が、
毎日遠くから聴こえてくる、気味の悪さ。

奥さんは、こんな恵まれた暮らしを手放したくない。
転勤の話が出たら、あなたが単身赴任して!というばかり。

あそこの煙は、銃殺された、おびただしい数の遺体を焼却炉で焼いているからなのだ。

その空気を吸って野菜や木花や人間が生きている日常。

焼却炉を増設するに、設備の冷却や運営をどうするか、淡々と会議がすすめられたり。

見る前から宣伝で、塀の向こうを全く映さないとは聞いていて。
なおさら、その闇が非常に深く感じられましたね。

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青樹礼門

2.5隣で何をしているのか

2025年3月28日
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鑑賞方法:VOD

単純

難しい

 Amazon Prime Videoの配信を視聴。
 小説の映画化で、当時を知る者の証言などを参考にしてリアルに再現したとのこと。

 今作の登場人物は、家の塀の向こう側で何が起こっているのか ある程度は知っていたとしても、自分たちで築き上げた氣に入った日常が続くなら 一家の主の任務に干渉するメリットは無い。しかし、今の場所を手放すとなると話は違うというわけだ。
 何してるのか わかりにくい サーモグラフィのシーンが 意味深であった。

 第二次世界大戦が どういうものだったのか、また アウシュビッツ強制収容所で 何が行われていたのか については諸説ある。
 数十年前の戦争時代に限らず、現在も 隣や見えないところで 誰が何をしているのか 無関心だったり、関心があっても触れないように していたりする。

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Don-chan

1.5ゲージツ

2025年3月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

は理解できないじじいなので、ただただ退屈だった。
側から見れば空前絶後の大虐殺でも、
当事者にとっては己のほんの些細なエゴの方が遥かに重要ってこと?
そんなの当たり前だよね。
ひたすら胸糞悪く不可解だった。

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みみず

3.5この演出からくる雰囲気を味わった事が…

2025年3月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

と思ったら『アンダーザスキン』の監督だったのか
BGMは隣のアウシュビッツの焼き場のゴォーと炎が燃え続けている音のみだったり、冒頭から画面真っ暗が数分続いたので音声が出てなかったら、「機械トラブルか?」と思った位焦らされた。

アウシュビッツの隣に住む将校とその家族暮らしを見せつつ、その端々に強制収容所での虐殺方法語らせたりする。
「400から500の“荷”を焼きます」など、あってならない事が平然と話されている。
あの狂った時代を淡々と流していく。
大量虐殺を行っているその隣で送る日常…と自身の子どもに本を読んであげる姿が一致せず、不気味だ。
楽しげな川遊びも、いきなり増水したと思ったら、例の“荷”を
焼いた灰を流しており、子ども達を洗い流した後の浴槽に灰が混じっているのを妻が見て気味悪がっていたりする。
なのに夫が昇格して転属する話がでると、妻は夫に単身赴任を迫る。
阿鼻叫喚の地獄のとなりに住んでいるのに妻はここで子育てすると言う…。
アウシュビッツ女王等と言われていると話す妻がまた気持ち悪い

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

4.5ニュアンスの怖さ

2025年3月19日
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映画として劇的なところは一つもないと思うけど、これみてどう思うかはあなたの加減でって感じがとてもよかった。エンドロール間近がやはりドキりとさせられた

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火炎火

3.0最後の音楽……………

2025年3月18日
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鑑賞方法:VOD

こんな怖い音や音楽、聞いたことない
関心領域と言うより無関心領域
でもあんなお庭のあるあんなお家に住みたいな〜
でも隣で繰り広げられてることを考えるととんでも無い
お母さんが翌朝逃げ帰ったのもよく分かる
子供たちもなにか感じているはず
終わりの方に少しだけ差し込まれる
Museum になった現在のアウシュビッツ
記録映画と言ってもいい作品だなぁ

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mamagamasako2

3.0戦争って僕のせいなのか?映画NO1

2025年3月16日
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僕がこうやってレビューを書いている間にも起こっている戦争

うーん

現代って「新しい戦前」と言われているらしいけど、ピンと来ていない僕はマジいのか

僕みたいな奴がいるから「戦前」だなんて言われちゃうのか

正直「戦争がしたい」って思っている政治家が日本にいることがにわかには信じられない

でもきっと「やむおえない」くらいに思ってる人はたくさんいるんだろうな

あかんやん

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真平

2.0退屈すぎる

2025年3月16日
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淡々と無関心による恐怖を見せたいのはわかるけど本当になんの盛り上がりも起承転結もないのでつまらなさすぎる
退屈に耐えてまで観なくてもいい映画

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承太郎

4.0秀逸なタイトル

2025年3月15日
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鑑賞方法:VOD

アウシュビッツ収容所の外で暮らす将校とその家族の優雅な暮らしと収容所生活の対比か?
最初はそのような描き方を想像したが、収容所の中の出来事はほぼ描かれない。

そこに関係する人々の関心の度合いによって浅く浮き彫られる。
あえて見ないように、または無関心を装って、あるいは資料として。
登場人物は距離を取ろうとしている。自分の人生を守るために。
そしておそらくわずかずつ間違える。不意に近づいてしまう。

全体として不穏なトーン。登場人物たちが抱える禁忌がにじみでる演出。
冷たく調和した建物や空間を1点から映す映像も美しかった。

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nad

3.0無関心である事の恐怖

2025年3月14日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

無関心である事の恐怖を描いた作品
正直内容は説明にある、
収容所と壁一枚を隔てた屋敷で暮らす家族の日常
を描いているだけ
何も起こらない。
ただ日常的に銃声や悲鳴、罵倒する声が聞こえてくる
その事に何も気にせず暮らす人々
その無関心である事の恐怖
慣れる事への恐怖
それを第三者である観客に観せ、
如何にこの状況が異常であるかを知らしめるのが狙い

良作ではあるが他の人のように
何度も観て検証しようとまでは思わない
一度観れば十分かな?
人を選ぶ作品ではある。

この作品は音響がとても重要で、
普通のテレビで鑑賞しても、この作品の真価が分からない
俺は自宅に7.1chドルビーデジタルの音響システムが自宅にあるので
それで映画を観てるので、この恐怖を味わえた
特に導入部とラストの音楽の気味の悪い事!
ここだけでも怖いです!ホラーです(苦笑)

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おじ

3.5残念な劇場公開

2025年3月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

この映画を見終わった後、ドルビーシネマで観たかったなぁと思いが込み上げました。
音と暗闇の表現ではドルビーに勝るものは無しなのですが残念ながら、この映画はドルビーシネマでは公開されませんでした。(配給会社系列の劇場の関係)
クリストファー・ノーランの新作がIMAXで観れないようなものでしょうか。
収容所の隣で住むナチス高官家族の話はBS海外ドキュメンタリーで観ました(かなりの秀作)それでも、この映画では説明不足な箇所が、いくつかありました。
収容所長夫人たちの会話で「カナダでユダヤ人から奪ったドレス」とありましたが、
あれっ,カナダでホロコーストあったかな・・・!?
後でradikoの荻生チキsession特集「ホロコーストはなぜ起きたのか?」で
田野教授によるとカナダとはユダヤ人からの略奪品を集めた倉庫の事を言うそうです。(2001年宇宙の旅じゃないんですからテロップの説明入れてください!)
噂のエンディングは怪奇大作戦第24話「狂気人間(欠番)」のエンディング並みの怖さでした・・・
見せ方はアニエス・ヴァルダの「幸福」と似ていますね。
家族のピクニックで始まり幸せそうな家庭ですが旦那さんには秘密があった・・・
男の身勝手さを客観的に描写して、ある意味怖い映画でした。
関心領域を観たシネコンでは、ほぼ満席でした。エンタメ映画以外での満席は珍しいですね。ある意味、今映画界でノっているA24の戦略にまんまとハマってしまった感がある。
カンヌとアカデミーで箔がつき、洗練されたチラシデザイン、間を持たせた公開までの期間中にメディアで話題にのぼり今現在、行われているウクライナとガザ戦争の影も意識させる作品でもあります。

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naoki
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