劇場公開日 2024年5月24日

関心領域のレビュー・感想・評価

全565件中、41~60件目を表示

4.0怖い!美麗映像と緻密かつ重厚なる音響世界

2025年3月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ベルイマンやポランスキー作品に通じるエレガントなひたひたと内側に水が浸透するような恐ろしさ。

とにかく庭園、建築、衣装、部屋、何から何まで贅沢な一級品。
でもじぶんはあそこには絶対住みたくない!
一晩でも逃げ出したくなります^_^

塀の向こうで何が起きているか知っているのは、
収容所で日がな働くこの一家のあるじと、
われわれ観客だけという!
阿鼻叫喚の声や銃音が、
毎日遠くから聴こえてくる、気味の悪さ。

奥さんは、こんな恵まれた暮らしを手放したくない。
転勤の話が出たら、あなたが単身赴任して!というばかり。

あそこの煙は、銃殺された、おびただしい数の遺体を焼却炉で焼いているからなのだ。

その空気を吸って野菜や木花や人間が生きている日常。

焼却炉を増設するに、設備の冷却や運営をどうするか、淡々と会議がすすめられたり。

見る前から宣伝で、塀の向こうを全く映さないとは聞いていて。
なおさら、その闇が非常に深く感じられましたね。

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青樹礼門

3.5わかったらおもしろい

Mさん
2025年3月30日
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M

2.5隣で何をしているのか

2025年3月28日
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鑑賞方法:VOD

単純

難しい

 Amazon Prime Videoの配信を視聴。
 小説の映画化で、当時を知る者の証言などを参考にしてリアルに再現したとのこと。

 今作の登場人物は、家の塀の向こう側で何が起こっているのか ある程度は知っていたとしても、自分たちで築き上げた氣に入った日常が続くなら 一家の主の任務に干渉するメリットは無い。しかし、今の場所を手放すとなると話は違うというわけだ。
 何してるのか わかりにくい サーモグラフィのシーンが 意味深であった。

 第二次世界大戦が どういうものだったのか、また アウシュビッツ強制収容所で 何が行われていたのか については諸説ある。
 数十年前の戦争時代に限らず、現在も 隣や見えないところで 誰が何をしているのか 無関心だったり、関心があっても触れないように していたりする。

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Don-chan

4.0時局を見る目が欲しい

2025年3月26日
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鑑賞方法:VOD

難しい

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お喋りな啄木鳥

1.5ゲージツ

2025年3月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

は理解できないじじいなので、ただただ退屈だった。
側から見れば空前絶後の大虐殺でも、
当事者にとっては己のほんの些細なエゴの方が遥かに重要ってこと?
そんなの当たり前だよね。
ひたすら胸糞悪く不可解だった。

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みみず

3.5この演出からくる雰囲気を味わった事が…

2025年3月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

と思ったら『アンダーザスキン』の監督だったのか
BGMは隣のアウシュビッツの焼き場のゴォーと炎が燃え続けている音のみだったり、冒頭から画面真っ暗が数分続いたので音声が出てなかったら、「機械トラブルか?」と思った位焦らされた。

アウシュビッツの隣に住む将校とその家族暮らしを見せつつ、その端々に強制収容所での虐殺方法語らせたりする。
「400から500の“荷”を焼きます」など、あってならない事が平然と話されている。
あの狂った時代を淡々と流していく。
大量虐殺を行っているその隣で送る日常…と自身の子どもに本を読んであげる姿が一致せず、不気味だ。
楽しげな川遊びも、いきなり増水したと思ったら、例の“荷”を
焼いた灰を流しており、子ども達を洗い流した後の浴槽に灰が混じっているのを妻が見て気味悪がっていたりする。
なのに夫が昇格して転属する話がでると、妻は夫に単身赴任を迫る。
阿鼻叫喚の地獄のとなりに住んでいるのに妻はここで子育てすると言う…。
アウシュビッツ女王等と言われていると話す妻がまた気持ち悪い

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

4.5内側と外側

2025年3月24日
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鑑賞方法:VOD
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ハンバーグ

2.5日常生活に隣接して地獄があることを知りながら観る映像

2025年3月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

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ねこたま

3.0副流煙を吸い続けるかのような生活

2025年3月20日
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hiro

4.5ニュアンスの怖さ

2025年3月19日
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映画として劇的なところは一つもないと思うけど、これみてどう思うかはあなたの加減でって感じがとてもよかった。エンドロール間近がやはりドキりとさせられた

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火炎火

3.0最後の音楽……………

2025年3月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

こんな怖い音や音楽、聞いたことない
関心領域と言うより無関心領域
でもあんなお庭のあるあんなお家に住みたいな〜
でも隣で繰り広げられてることを考えるととんでも無い
お母さんが翌朝逃げ帰ったのもよく分かる
子供たちもなにか感じているはず
終わりの方に少しだけ差し込まれる
Museum になった現在のアウシュビッツ
記録映画と言ってもいい作品だなぁ

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mamagamasako2

3.0戦争って僕のせいなのか?映画NO1

2025年3月16日
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僕がこうやってレビューを書いている間にも起こっている戦争

うーん

現代って「新しい戦前」と言われているらしいけど、ピンと来ていない僕はマジいのか

僕みたいな奴がいるから「戦前」だなんて言われちゃうのか

正直「戦争がしたい」って思っている政治家が日本にいることがにわかには信じられない

でもきっと「やむおえない」くらいに思ってる人はたくさんいるんだろうな

あかんやん

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真平

2.0退屈すぎる

2025年3月16日
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淡々と無関心による恐怖を見せたいのはわかるけど本当になんの盛り上がりも起承転結もないのでつまらなさすぎる
退屈に耐えてまで観なくてもいい映画

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承太郎

4.0秀逸なタイトル

2025年3月15日
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鑑賞方法:VOD

アウシュビッツ収容所の外で暮らす将校とその家族の優雅な暮らしと収容所生活の対比か?
最初はそのような描き方を想像したが、収容所の中の出来事はほぼ描かれない。

そこに関係する人々の関心の度合いによって浅く浮き彫られる。
あえて見ないように、または無関心を装って、あるいは資料として。
登場人物は距離を取ろうとしている。自分の人生を守るために。
そしておそらくわずかずつ間違える。不意に近づいてしまう。

全体として不穏なトーン。登場人物たちが抱える禁忌がにじみでる演出。
冷たく調和した建物や空間を1点から映す映像も美しかった。

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nad

3.0無関心である事の恐怖

2025年3月14日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

無関心である事の恐怖を描いた作品
正直内容は説明にある、
収容所と壁一枚を隔てた屋敷で暮らす家族の日常
を描いているだけ
何も起こらない。
ただ日常的に銃声や悲鳴、罵倒する声が聞こえてくる
その事に何も気にせず暮らす人々
その無関心である事の恐怖
慣れる事への恐怖
それを第三者である観客に観せ、
如何にこの状況が異常であるかを知らしめるのが狙い

良作ではあるが他の人のように
何度も観て検証しようとまでは思わない
一度観れば十分かな?
人を選ぶ作品ではある。

この作品は音響がとても重要で、
普通のテレビで鑑賞しても、この作品の真価が分からない
俺は自宅に7.1chドルビーデジタルの音響システムが自宅にあるので
それで映画を観てるので、この恐怖を味わえた
特に導入部とラストの音楽の気味の悪い事!
ここだけでも怖いです!ホラーです(苦笑)

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おじ

3.5残念な劇場公開

2025年3月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

この映画を見終わった後、ドルビーシネマで観たかったなぁと思いが込み上げました。
音と暗闇の表現ではドルビーに勝るものは無しなのですが残念ながら、この映画はドルビーシネマでは公開されませんでした。(配給会社系列の劇場の関係)
クリストファー・ノーランの新作がIMAXで観れないようなものでしょうか。
収容所の隣で住むナチス高官家族の話はBS海外ドキュメンタリーで観ました(かなりの秀作)それでも、この映画では説明不足な箇所が、いくつかありました。
収容所長夫人たちの会話で「カナダでユダヤ人から奪ったドレス」とありましたが、
あれっ,カナダでホロコーストあったかな・・・!?
後でradikoの荻生チキsession特集「ホロコーストはなぜ起きたのか?」で
田野教授によるとカナダとはユダヤ人からの略奪品を集めた倉庫の事を言うそうです。(2001年宇宙の旅じゃないんですからテロップの説明入れてください!)
噂のエンディングは怪奇大作戦第24話「狂気人間(欠番)」のエンディング並みの怖さでした・・・
見せ方はアニエス・ヴァルダの「幸福」と似ていますね。
家族のピクニックで始まり幸せそうな家庭ですが旦那さんには秘密があった・・・
男の身勝手さを客観的に描写して、ある意味怖い映画でした。
関心領域を観たシネコンでは、ほぼ満席でした。エンタメ映画以外での満席は珍しいですね。ある意味、今映画界でノっているA24の戦略にまんまとハマってしまった感がある。
カンヌとアカデミーで箔がつき、洗練されたチラシデザイン、間を持たせた公開までの期間中にメディアで話題にのぼり今現在、行われているウクライナとガザ戦争の影も意識させる作品でもあります。

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naoki

5.0映像だけでなく音にも注目の名作

2025年3月12日
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怖い

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キウイジャム

4.0淡々と描かれる家族の平和の向こう側

2025年3月11日
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悲しい

怖い

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mitty

3.5あの時代、あの場所、【異常】と【正常】の境界線は、どこにあったんだろうか。

2025年3月11日
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鑑賞方法:VOD

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異常も、
日々続くと、
正常になる。
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映画を見ているとき、
映画「戦場のメリー・クリスマス」のサントラ広告のキャッチコピーを思い出した。

映画に映し出されているのは快適に作り上げられた理想の住居。
そこに住むヘスの幸せな家族。良きパパ、良きママ、良き子供たち。
ただし、暮らしのBGMはアウシュビッツから発せらる音、声、臭い。

非人道的な行為が“そば”にあることは明らかだった。

しかし、ヘスやヘスの家族たちが“それ”を非人道的と考えていたのか、どうか。

彼らだけではない。
当時のドイツ国民もいなくなったユダヤ人の家や部屋に引越し、
そこにあった家具、服、食器などの彼らの財産の一部をタダ同然で手に入れ、
豊かな暮らしを手に入れた。
「音、声、臭い」を直接的に見たり聞かなくても、
ユダヤ人たちに何か良くないことが起こっていることを知ってた。
いや、深く知ろうとはしなかった。考えること、想像することをしなかった。

当時の教会も対戦国である連合国も上層部の人たちは知っていた。

あの映画の奥に潜むさらなる不都合な真実を自分は感じた。
深く知ること、想像することの大切さを思った。

しかし、

あの時代、あの場所、【異常】と【正常】の境界線は、どこにあったんだろうか。

追記>
当時のドイツ国民を単純に機械的に批判するのは簡単なんだけどね。
第一次世界大戦後の賠償金のせいで
彼らを襲ったド貧困(例えば死んだ馬の死肉でさえ奪い合う全国民飢餓的な状況)、
ドイツのプライドと豊かさを取り戻そうというヒトラーの甘い誘惑と、
彼の言った通りに本当に暮らしが豊かになっていった事実など。
ある意味、まやかしだし代償もあったけど、人は豊かさを選ぶ。

あと、映画としてヘス個人とヘス嫁個人の肝がん方にもっと寄ってもよかったような。

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リュウジ

5.0「The Zone of Interest」つまり「奇妙な場所」

2025年3月10日
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マサシ
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