「内側と外側」関心領域 ハンバーグさんの映画レビュー(感想・評価)
内側と外側
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第二次世界大戦が行われている戦時中の話。
この映画の中では、残酷な虐殺のシーンなどは一切ないのだが音声だけを使ってその物事を恐怖をうまく伝えていた。
人が当たり前のように焼き殺されている中でも普通の暮らしをしている。
その家族は、塀の向こうで行わている行為がどれほどに酷い事というよりも自分たちの生活の方が大事だとそれほどまでに関心を向ける事がない。
自分が感じているものと内側と人から見られている外側も同じようなものかもしれないと感じました。
自分の関心の範囲でしか物事を捉えていないのだが、本質的に最も気にするべきは、外側と内側にある部分。
それは、自分と他人を尊敬しつつもお互いの持ちつ持たれずの関係性の中にあるような事とも言える。
歴史の中でも最もひどい虐殺が行われている中でこれだけ平凡な生活をしている事は、存在していただろう。
実際に今の生きている自分の生活も似たようなものかもれしれない。
世界という広い目線に立ってみれば、自分の問題なんてほんの些細な問題だけど、とても大きな問題のように扱っている。
もっと根本的な解決を見出す事の方が優先されるのに。
歴史の背景にある見えない部分を改めて感じる作品でした。
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