ヴァチカンのエクソシストのレビュー・感想・評価
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スクーターで移動する神父(ラッセル・クロウ)のビジュアルは好き
大画面で視聴。
カメラワークは好みだけど迫力不足。
ヴァチカンが関係している内容ではあるし、悪魔がヴァチカンの協会権力を潰したがっているというのも良い。
神父同士の会話で、悪魔の存在が有り難いというような意味の台詞があり面白い。
ラッセル・クロウが扮する神父の似合わなさというか胡散臭さが個性的で味わい深くて嫌いじゃない。スクーターに乗ってる姿はキャラ立ちしていて良い。
しかし、画面が暗いシーンは眠くなった。
人に憑依する悪魔の設定そのものに限界を感じる。
悪魔が喋りすぎて怖くないし、ヴァチカンにも行けず十字架に弱すぎて寧ろ可哀そう。
B級ホラー映画です。あまり怖くありません。
ラッセル・クロウ演じるエクソシストが、スペインで悪魔祓いをやるという単純明快な映画です。見てて思ったのは、昔は精神疾患や狂犬病などはおそらく悪魔憑きと思われたのだろうなあということと、結局のところ、こういう儀式・仕事は信仰心を試しているということなのだろうなということ。あいにくキリスト教的な感覚を持ち合わせない私にとってはあまり共感を感じられるようなものではありませんね。キリスト教的な神とか悪魔とか信じてないもの。
恐怖映画としては大昔に見た「エクソシスト」の方が映像として圧倒的に怖いと感じました。それでも最後まで飽きることなく見れましたから、よしとしましょう。B級ホラーに多くを求めてはいけません。
B 級!でもツッコミながら楽しめるレベル
ラッセル・クロウの魅力が溢れる、B級ホラー。
実在した祓魔師をモデルにしたお話だが、非常に良く出来ている。ここ数年のCG・VFXを考えるとビジュアル的にはだいぶ物足りなく感じてしまうが、エクソシストの武器は"信仰心"と"祈り"なのでここは致し方無く。
敢えてCGを多用して変なエフェクトをかけなかった事は評価したい。だが後半は、どうしたっ!?と言ってしまう程にB級感が全開。
ホラー映画として観ると全く怖くはなく、微笑ましいレベル。悪魔の力も度が過ぎず、有り得そうな範囲内で個人的には好感。悪魔の強さ、怖さがイマイチ分かりにくい所はあるが、見た目でわかる程に圧倒的にしてしまうと、祈りだけではどうにも対処出来なくなる。そのバランスを理解して、ストーリーを楽しめれば。
見どころは何と言ってもヘンリー役を演じるピーター・デソウザ=フェイオニーくん。本作の1番ホラーな役だが、ONとOFFの表情がとにかく素晴らしい。表情にある程度の加工は入っているとしても、将来が非常に楽しみな子役。
対悪魔に必要な名前、自身の犯した罪、後悔などがトリガーになる設定(?現実?)は逆に新鮮。内に秘めている過去や弱みを利用され、犯罪を犯してしまうのは現代社会においても同じ。悪魔が人間の心の隙をいつでも狙っている。真っ当に生きていきたい。
ラッセル版コンスタンティン
前からSNSで話題になってて気になった作品。 映画館には行けず、気...
続編?見ないかな。
怖かったけど、面白かったです。
『ヴァチカンのエクソシスト』鑑賞。
*主演*
ラッセル・クロウ
*感想*
アマプラで観ました。ラッセル・クロウが演じるアモルト神父は、実在する神父さんなんですね。初めて知りました。
アモルト神父と相棒が少年に取り憑いた悪魔に立ち向かう姿がなかなか良かったですし、悪魔が不気味で、グロいし、特に後半のバトルシーンは、気持ち悪かったな~。
怖かったけど、まぁまぁ楽しめました!
やはりエクソシストは不気味
定番を作った『エクソシスト』を堅実に踏襲した良作
紙のみ前に跪け
1974年に公開され、オカルトブームの火付け役となった『エクソシスト』を観た中学生の時、その怖さにスクリーンを凝視することができなかったことを覚えている。その時のインパクトに比べると、流石に本作は、それほどの怖さも感じなくなかったし、「今更、なんでエクソシスト作品…?」という思いもしたが、名優ラッセル・クロウが主演ということで、Amazon primeで鑑賞。
本作は、ヴァチカンのローマ教皇に命を受けた、実在のエクソシスト・ガブリエール・アモルト神父の回顧録を元に、1987年に起きた、廃墟となったスペインの修道院で起きた、悪魔祓いの様子を再現し、映画化している。個人的には、こうした類のものは信じないので事実はともかくとして、エクソシストの存在そのものが、ヴァチカンが生み出した人々を引き付ける崇拝手段の一つの様にも感じる。
物語は、亡き父が残した修道院の跡地に、母と姉弟の3人が移り住むところから始まる。しかし、その修道院をリノベーションしている最中に不吉な事故が起こり、息子までも悪魔に取憑かれてしまう。そこに、ガブリエールがローマ教皇直々の命を受けて、悪魔祓いに訪れる。母と姉、そして若きトマース神父とガブリエールの4人で息子への悪魔祓いを始めるが、ガブリエールは、その修道院には、忌まわしい過去に纏わる邪悪な怨念が宿っていることを知り、それが要因となっていることを明らかにしていく。
とまぁ、オーソドックスな『エクソシスト』作品ではあり、それほどのサプライズもなく、怖さでドキドキさせられることもなく、クライマックスを迎える。その中でも、悪魔と対峙するラスト10分の攻防は、それなりにVFXも駆使して、見応えもあった。
ラッセル・クロウも、最近は老年太りが甚だしく、嘗ての『グラディエーター』のイメージからはほど遠い。でっかくなった体で、ちっちゃなオートバイをヒョコヒョコ運転して、悪魔祓いに出向くシーンは、コミカルささえも感じた。今回は堕天使となった悪魔200体の内の1体だけとの悪魔祓いであったのだから、まだこれから199体と対峙しなくてはならないのは、気が遠くなる話しだ。
ラッセル・クロウらしいいいキャラ
70年代の「エクソシスト」へのリスペクト
【鑑賞のきっかけ】
劇場公開時から気にはなっていたものの、劇場鑑賞までには至らなかった作品。
意外に早い段階で、動画配信が始まったので、早速、鑑賞してみました。
【率直な感想】
<1973年の「エクソシスト」と比較して>
あまりに有名な、ウィリアム・フリードキン監督の「エクソシスト」(1973年)(以下、1973年版と称します)。
劇場公開時は、まだ子どもでしたが、大人になってからは、再上映やDVDで鑑賞を繰り返した記憶があります。
この作品は、ホラーにしては珍しく、アカデミー賞で脚色賞を受賞していて、抜群のストーリー展開が特徴です。
大人になって、じっくり鑑賞していて気づいたこと。
それは、なかなか「悪魔払いの儀式」が始まらないのです。
現代のカトリック教会では、本当に悪魔が憑依しているのはごくわずかと考えていて、多くは精神疾患だ、と。そのうえで、悪魔が憑依しているとしたなら、教会の許可を得て「悪魔払いの儀式(エクソシスム)」となります。
1973年版では、物語も後半になって、精神科医でもあるカラス神父が、本当に悪魔が憑依していると確信してから、やっと「悪魔払い(エクソシスム)」が始まるという流れです。
本作品では、悪魔に憑依された少年が精神疾患を疑われてから、実際の悪魔払いが始まるまでにはそれほどの時間はかけていません。現代の観客は、映画の世界では、「悪魔が存在する」という前提で鑑賞しているので、そこにあまり時間をかけたくないのでしょう。
と、ここまで長々と「悪魔の憑依か、精神疾患か」について述べてきたのは理由があって、この見極めが、本作品の悪魔との対決や、主人公のガブリエーレ・アモルト神父のトラウマとも関わっているからです。ストーリーに没入するための重要な要素となっています。
(これ以上は、ネタバレになるので書きません)
なお、1973年版を意識したシーンは、本作品にたくさん盛り込まれていますが、特筆すべきは、公開時にカットされていたあるシーン(2000年のディレクターズカット版で復活)が、本作品で登場することでしょう。
<教皇直属という設定の面白さ>
本作品の原題は、「The Pope's Exorcist」で、直訳するなら、「教皇のエクソシスト」となります。
実際、ガブリエーレ・アモルト神父は、教皇直属のエクソシストで、教皇自身も作品に登場します。
そこで、カトリック教会のトップである教皇としては、教会の秘められた過去も知っており、本作品の悪魔の正体が明らかになるにつれ、その秘められた過去が浮かび上がってくる展開はお見事。
また、「なぜ悪魔が少年に憑依したのか」という謎の解明にもつながってくる部分は、後半の展開を大いに盛り上げてくれました。
【全体評価】
1973年版へのリスペクトを捧げながら、緊迫感に満ちた展開で観客をぐいぐいと引き込む、新しい時代の「エクソシスト」に深い感銘を受けました。
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