「ワン チャンスほどの感動なし」テノール! 人生はハーモニー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ワン チャンスほどの感動なし
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パリのラッパーで会計学を学ぶ学生アントワーヌがバイトの寿司屋の出前でオペラ座へ行き練習中の若者にからかわれ腹いせに歌ったところを声楽教師のマダム・ロワゾーに美声をかわれオペラ歌手を目指すという人生の大きな転換劇。
流石、フランス映画だからオペラ座の美しさには目を見張りましたが肝心の音楽シーンはいたって月並み、兄弟愛もテーマなのかストリートファイターの兄の格闘シーンが多く音楽映画には雑味に思えるし、何より下品な下ネタの多いセリフ、演出にはがっかり、ラストの「誰も寝てはならぬ」は聞かせどころですが、以前、オペラ歌手を目指したポール・ポッツの実話「ワン チャンス(2013)」を観ていたので比べると感動の展開は雲泥の差、アントワーヌを演じたMB14 モハメド・ベルクヒルさんにはオペラを歌うには力不足を感じてしまいました。
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