「ラップとオペラ 上流生活とスラム街生活 〓対比と融合 現代社会で、昔良き時代の映画ドラマ展開で観る映画」テノール! 人生はハーモニー AKF-RHOOさんの映画レビュー(感想・評価)
ラップとオペラ 上流生活とスラム街生活 〓対比と融合 現代社会で、昔良き時代の映画ドラマ展開で観る映画
主演のMB14(ビートボクサー、ラップ)とロベルト・アラーニャ(オペラ歌手)の組合せで、曲を堪能➕ストーリー展開、どのように絡んでいくのかが見所の映画と劇場予告で期待して鑑賞。
映画始まっては、警察の取締の狭間で決闘試合での収入を得る者、地域の勢力争いをラップで競い、地域を守ろうとする者の集団を見せていく。その中にラップのトップの実力を持つアントワーヌ(MB14)が、バイトの寿司配達で行った先でオペラ教師に出会い物語が始まる。
住む世界の違う(上流階級の生活とスラム街の生活)➕(オペラとラップ)〓それぞれの対比の描き方で見せて行く。
また、音楽自体の歌詞の違いも根底が違うものと見るものに浸透させ、この2つの音楽の違ったモノの融合を期待させました。
MB14は映画中でも後半オーディション出場に絡んできますが、本人も、オーディション番組「THE VOICE 」からでてきた天才ともいうようなボイスの持主。映画ではラップからの始まりですが、ただのラップボーカリストではなく、ボーカルからのあらゆる音色を出せるボーカル・シンセザザーのような方で、あらゆる楽器、環境音、パーカッション、リズム、ボーカルを表現出来るイケメン。
興味ある方はYouTubeでも見ることができます。
オペラの方もオペラ歌手本人出演
、ロベルトが歌唱(ドニゼッティ 愛の妙薬、ヴェルディ リゴレット)あったり、教師マリー役のミッシェル・ラロックの歌唱など見所あります。
ボイスレッスン他で歌われる曲もドビッシー、ヴェルディ 椿姫 他、ビゼー 真珠とり 他、プッチーニ 誰も寝てはならぬ、等々。
オペラ知らない方にも、ラップ興味ない人にも、サット話は進行していくので重くなく、入門的に観ても(今までにどこかで耳にしたような曲もあるかも)できている。興味ある方は、もっと聴かせての気持ちになるかもです。
ストーリーとしては、いろいろな背景を詰め込んだため、軽く展開していって、昔の映画繁栄時代の王道展開で、今の社会性入れたものの・・・古き良き時代の映画展開(上映時間も)見るには良いと思います。もう少し時間使ってえがいたらストーリーに厚みがでたのではないでしょうか。
最後の展開は・・・どうとるか好みの問題かと。
★シネスコ サイズ
★Digital5.1ch? 鑑賞
★重低音 0
★音圧 0
★分離度 1
★サイド(左右、後、活躍度)0
★サラウンド 0
ほぼスクリーン側のみの左、中央、右の音声のみ。
もともとの収録されている規格がわからないので 映画館自体のものか、素材の問題なのかわかりませんが、音楽映画が主旋律な映画だけに残念な音声鑑賞になってしまいました。最近鑑賞のTAR映画の音声、音響観(聴いた)が素晴らしかっただけに・・・。