シェアの法則のレビュー・感想・評価
全32件中、1~20件目を表示
久しぶりに映画を観て泣きました
お盆休みの始まりに集まった家族で映画鑑賞。近くに最近できた映画館で、小野武彦さんの初主演映画があるというので観に行った。小野さん演じる主人公が最初はどうなるのかと思っていたら、あれよあれよと引き込まれ、エンディングにむけて感動の嵐。
シェアハウス内の物語かとおもいきや、家族の物語でもあり、我が家の事もいろいろ考える機会を与えてくれた素敵な作品でした。
他の俳優もみなさん素晴らしかったので、それも満足度アップ。観られてよかったです。
怪しかった予感的中
色々なテーマを入れてるこの作品。
映画的な面白さはあまりなかったです。TVドラマ的でしたね。
舞台の映画化は大体いつも面白く見れるのですが今回は残念でした。
気になったところですが
国籍うんぬんのテーマのところは中国人でしているのですがあのワン・チンみたいな人を受け入れる世の中にして行きましょうというメッセージならとんだプロパガンダです。あまりにも他国で生活するのを甘く見過ぎです。
このプロットのせいで併せてわざわざLGBTも入れてるところも鬱陶しく感じます。
というか他のキャラたちもそういう風に見えてきてしまいます。
スリーアミーゴス小野武彦さん目当てで見ましたがこの作品に出てる方々は全員あちら側なのかな...
良くも悪くも演劇の映画化したって感じが拭えない
共存する・共有するということ
古典的な「日本のお父さん」がライフスタイルや人生設計の基準が異なる人々に関わることで、価値観をアップデートする物語。
秀夫は妻・喜代子に対し、習い事を止めさせたり目と鼻の先の事務所に昼食の調味料を運ばせたり、自分の指示した進路に進まなかった息子・隆志に対し冷淡な態度で接したりと、モラハラ・ロジハラ気味の人物として描かれている。
対して、訳ありの住人達を率先してシェアハウスに迎え入れる喜代子は聖人のように語られる。しかし当方には、家族の財産である自宅で家族に黙って法的にアウトな行為を黙認したり、秀夫の得意先に紹介した人物の勤務態度が破綻しているのを放置していたり、彼女もなかなかの人物に見えた。
隆志の件も、秀夫との親子との溝があるのは察するが、そう青い年齢でもなく家族を持ちたいライフプランを描いているくらいには成熟しているのに、自分の事業に対して「でもでもだって」を繰り返すのがピンと来なかった。
どこか大人として社会人としての責任が欠けた描写がある人々に対し、厳然と接する秀夫はそんなに悪い人物だろうか。
秀夫の態度は後々登場人物からキツく責められもするのだが、その場面では彼が一方的に責められるばかりで味方は現れない。士業を営む秀夫は安定した仕事をしており、シェアハウスの住人や家族からすれば上から目線の物言いばかりに見えるのかもしれないが、彼の顧客は地元の事業所が中心であり、バブルを経て延々と続く不景気やリーマンショック等をサバイバルしてきた秀夫にも苦労があったはずで、「自分のケツは自分で拭け」と言うのもただの拒絶には思えなかった。手が後ろに回ってからはケツも拭けないし、ごめんなさいでは済まないこともある。
本作が描きたいであろう「多様性の容認」や「寛容さ」に対し、どうも秀夫の扱いがその逆を行っているような印象だった。シェアハウスという大勢が密に暮らす環境を舞台にしたのも、多様性をただ並べるだけではなく、その一歩先の共存までを描きたいのだろう。コミュニティ内の少数派や既存のマジョリティを敵として大きな声で責めて反省を促すのではなく、自分と異なる価値観や願望をどう相手と擦り合わせるか、自分と相手の考えや希望をどう情報として共有するか、どう共存する方向を見つけていくか、その成長を丁寧に描いて欲しかった。
もとは舞台劇だというから、舞台のライブ感やオリジナルの尺で見ればこの筆致にもカタルシスはあるのかもしれない。また、人がフレームに入ってきて話をしてまたフレームの外に去っていく、というシーン構成が多く、舞台の場面づくりのままなのではないかと気になった。
人物描写や内面の遷移の描き方、テーマの掘り下げ方には疑問が残るが、その難物達を不快に見せない佇まいは配役の巧さが光っていた。厳しい物言いが威圧的になり過ぎない小野武彦さん、愛嬌あふれる表情で家族やシェアハウスの面々を見守る宮崎美子さん、独特の距離感と繊細さを存在感をもって表現する大塚ヒロタさんが良かった。
大切なことを気付かせてくれる温かい映画
価値観が変わりゆく今の時代にピッタリのストーリーです。
個性溢れるシェアハウスの住人と古い価値観をもつ頑固な大屋さんのやり取りがリアルで、まるで隣町にシェアハウスが在るかのような気分になるくらい、とても入り込めました。
様々な喜怒哀楽が盛り込まれているのに、終始愛に溢れていて、大切なことを気付かせてくれる素敵な映画です。
この作品に出会えてラッキーでした🌝
たまたま時間が空いて観に行ったのですが、観ることができてほんとにラッキーでした。今起こっているさまざまな問題をとりいれながら、重くなく、考えさせられ過ぎることもなく、自然に共感できて、自然に感動の涙が溢れる作品でした。様々な問題を抱える登場人物に共感しながら、穏やかで暖かい空間を味わうことができる映画だと思います。
天空からの鳥目線が気持ちいい
"ありがとう”でした
笑顔と涙も交じる微笑ましい映画
シェアとダイバーシティを自然に伝えてくれる映画です。
人情と事情
自然と心温まる映画
笑いあり涙ありの物語。
バラバラな生き方をしているシェアハウスに住む人物たち。それぞれに暗い事情がありながらも、明るさがあるのは管理人さんの春山喜代子(宮崎美子さん)の存在が大きい。
コミカルに描かれているシーンもあり、つい笑ってしまうところもあった。
そんなシェアハウスの管理を急遽任された主演小野武彦さん演じる春山秀夫の、変化していく表情や心の動きにいつのまにか感動していました。
核家族化が当たり前となり、触れ合いのない冷たい生活に慣れたと思い込んでいたけど、「シェアの法則」に出てくる登場人物たちに「温かさは必要である」と感じさせてもらった。
日曜日の朝に観に行ったのですが、清々しい日曜日となりました。おすすめです。
心温まる優しさに包まれる名作
二回観ました。クスッと笑って、ホロリと泣ける作品です。名優さん方の演技が素晴らしい。
小野さんの昭和の親父の不器用なかわいさ。
宮崎さんの周りを暖かくする笑顔、鷲尾さんの惚けた愛嬌ある近所のおばさんは最高でした。
こんな時代だから人との繋がりが心に沁みました。観終わった後、隣の知らない方とよかったですねーとお話しました。感動をシェアでしました。とにかくオススメです。
シェアの法則
全32件中、1~20件目を表示