「人生80年の節目を考察するとそれは、 趣味仕事、恋愛結婚、両親子女と展開されて行った。」ジュリア(s) カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
人生80年の節目を考察するとそれは、 趣味仕事、恋愛結婚、両親子女と展開されて行った。
それらの選択肢により選択された分岐は、
複雑に展開され、その期間は約60年間に渡り繰り広げられる。
それは一人の人生の可能性が代表的に両親、社会、パートナー、仕事により多様な様相に見え大いに混乱するが2時間のドラマでしかないことを気づかせる。
主人公の人生は音楽ピアノというカテゴリーで収まってしまう。
ふと、自分の人生を振り返ると仕事で完結することの怖さに寒くなった。
今どき、良い映画だった。
^^
ピアニストを目指す女性ジュリアの人生を、
些細な選択の積み重ねによって分岐した4つの展開で描いたドラマ。
2052年、パリ。
80歳の誕生日を迎えたジュリアは、
充実した人生に満足しながらも、
自分が過ごしていたかもしれない別の人生について思いを馳せる。
ピアニストを夢見ていた17歳の秋。
ベルリンの壁の崩壊を知り友人たちとベルリンへ向かった日に、
バスに乗り遅れなかった場合、
本屋で運命的な出会いを果たさなかった場合、
シューマン・コンクールの結果が違った場合、
自分が車を運転していた場合。
ジュリアはそんな何気ない瞬間から枝分かれした4つの人生を思い描いていく。
^^
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