「もし、もしも、もし、、 きっと誰でも一度は思ったことがあるのではな...」ジュリア(s) yukarinさんの映画レビュー(感想・評価)
もし、もしも、もし、、 きっと誰でも一度は思ったことがあるのではな...
もし、もしも、もし、、
きっと誰でも一度は思ったことがあるのではないだろうか。
そんな「もしも」の瞬間をはっきりと自覚しているものから、さり気ない分岐点まで、いろいろなパターンが描かれる。
頭が忙しくなる覚悟はあったけれど、思ってたより分かりやすく、でもさりげなく、同時進行してくれるので、あまりそこにストレスを感じずに観られた。
(ベルリンだけは、あれ?見逃した?ってなりましたが)
どの選択にもよい時期と悪い時期、素敵な展開と心痛む展開が待ち受けている。
これは映画で、そもそもフィクションで、さらにその中の「もしも」なわけで。
だから、本当に「もしも」を知ることができたとしても、そこに待つ未来はどうかわからないけれど、それでもやはり、そこにはよいこともよくないことも、「もしも」を考えてしまう瞬間も、これでよかったのだと思える瞬間も散りばめられているのだろうなと思えた。
ジュリアの「もしも」ではない人生の、その日の瞬間はとても胸を打つものだった。あんなのその場にいたら感涙ですわ。
分岐した物語をどうエンディングに導くのかと思っていたけれど、悪くなかったです。ちょっと他の人生のその日の瞬間も気にはなったけれど。
コメントする