「変わった映画で、素敵な映画だった」ジュリア(s) CBさんの映画レビュー(感想・評価)
変わった映画で、素敵な映画だった
主人公ジュリアの、さまざまな偶然や選択によってさまざまな人生になっていくのを、それぞれみせてくれるという話。
音楽学校生時代にベルリンの壁崩壊を見に行っていたら…、本屋での出会いがなかったら…、コンクールでもし落選していたら…、スクーター事故にあっていたら…。さまざまなIFの結末を追う。
人生の良し悪しを左右するのは、偶然か、選択か、それとも関わる人たちか。繰り返し提示されるこのテーマ。その結論は、観た人がそれぞれ感じるべき内容だと思うので、ぜひ皆さん、観て感じてください。
さまざまな人生、もちろん明るい方向もあれば、暗い方向もある。交通事故など、暗い方向の際たるものだろう。では、その方向に向かった人生は、暗く寂しいものなのだろうか。そんなことを考えながら観ることができて、とても面白い2時間を過ごすことができた。
なんだか、讃美歌みたいな映画だったなあ。
素敵でした。
おまけ1
カンヌ、主演女優賞は決まった、って感じでしょうか。
コメントする