「わたしたち=国民」わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏 うぃっこうさんの映画レビュー(感想・評価)
わたしたち=国民
学芸員さんや専門家の皆さんは収蔵されている美術品は国民のものと言うことを深く理解してお仕事をしている。
つまり国民の国立西洋美術館ということ。
芸大がピアノを手放さざるを得なかったり、美術館が高騰する光熱費の補正予算を依頼したら蹴られてしまったり、予算が削られてクラウドファンディングをする国立科学博物館だったり。
新自由主義の名の元に文化教育予算がどんどん減らされている。足元の税収は過去最高なのに。
観光旅行みたいな研修には税金が出るのに国民の為の文化教育には予算が出ない。とても理不尽。
国会議員よりも学芸員さんの皆さんの方が余程国民の方を向いているんでは?と思った。
政治批判はここまでで、園庭から館内への移動の為に大怪我をしたような出で立ちになる『考える人』、日通社員みたいなカラーリングになったヘラクレスさん、ユーモラスでした。
梱包山移動を慎重に慎重をね重ねて行う日通やヤマト運輸、カトーレック、素敵でした。
美術館の裏を観たい人は是非観てほしい。
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