「はて、これは?誰なり?」プー あくまのくまさん りんご大福さんの映画レビュー(感想・評価)
はて、これは?誰なり?
最初に公言したい。うるさい自分の自慢から聞いて欲しい。
自分はくまのプーさんという作品が好きで、原作は全作品また、プーのモデルになったぬいぐるみ(スタイフ)所持、ディズニーの野沢那智版くまのプーさんから新しいくまのプーさんまで持っていて、その他ぬいぐるみを所持してる。
この映画が出来るのをある意味楽しみにいていた。このいたいけな、かわゆいプーさんをどうホラーに導くのか?映画ファンとしてもホラーファンとしても、気になっていた。
見た思った、この作品はのプーとは誰なり?
プーと名乗るものとピグレットと名乗るものと、イーヨーを食べたという、ラビットとオウルは一体何処へ行ったのだ?団結して人間を殺しまくってるのは、プーらしい者とピグレットらしき者の2人だけで、やる必要あるのか?そして何故謎の儀式をしてるのかの説明がない?痛めつけてる理由もすぐ殺さない人、すぐ殺す人、生贄ぽく痛めつけてる繋げる人…理屈がわからない。そう言う意味では未消化。そして、つまりホラーのお約束が見た目より守られておらず解らない部分も多い。まぁ救いも無い話だからこのような感じかもしれない。
さて、少しいい部分を探してみよう。
他の方も言ってるように、冒頭のアニメーションはすごく良かった。プーの絵本のような雰囲気を出して、途中から悲しみに暮れる彼らの姿を表してた。そして、それが殺人の理由ではある。あと時折プーはクリストファーとの記憶を取り戻し、頭を抱えるシーンが出る。この決めた事への揺らぎが見えて、プーの葛藤が見られるシーン。
まとめて思う所は、生き物を無闇に捨てると復讐にくる。だから大事にしなさい。それぞれ記憶と命がある以上、人間のわがままを押し付けるべきでは無い。そう問いかけてるのだろう。その前にペットと呼んでいるうちには、まだ家族では無い。家族は名前で呼ぶ、そして家族を相手が信じてくれて家族になれる。全てがそうじゃなくても、一緒に暮らすと決めた時点で、貴方を唯一信じ続ける家族なのだから。最後のその時まで、愛して欲しいと感じる。
うちの子が、化け物でも怪物でも自分ならその子の味方でいたいし、うちの子は可愛いと思えるウサギさんなのだけど。