劇場公開日 2023年6月23日

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「二次創作で悪質な炎上商売」プー あくまのくまさん うにたん♪(何観ても文句書きそうな気分)さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5二次創作で悪質な炎上商売

2023年12月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

この内容でプーを使ってなければ、こんなに注目される事は絶対になかった作品。
製作者はまんまと小ズルい商売で儲けて喜んでいる…と思うと腹が立つ。

ホラー作るならオリジナル性が欲しいし、どうだ!恐いだろう?すげぇだろう?と言う気概が欲しい。
こんな子どもマンガのキャラクターをホラー映画にしてプライドは無いのか?売れたら良いのか?と呆れてしまう。

ただし、自分は普通のくまのプーさんなんて見ない。そもそも熊は怖いもんなんだからどうしても好きになれなかった。幼き頃に見た熊嵐とかがトラウマなんだ。
正直なところ、昔は「何がくまのプーさんだよ」「リアル熊はヤバくて恐いんだよ」と好きじゃなかった。でも人が好きなもんを否定するレベルってある。例えば自分に実害が及ぶレベルとかね。
で、くまのプーさんは毒にも薬にもならん訳だから好きな人だけ見てたら良いの。
でも、子どものファンが多いプーさんをこんな扱いしてダメだろ?人が好きなモノを汚して喜ぶ奴がいるのは分かる…でも、好きなモノをバカにしたら戦争になるんだよ。
たしかに権利は切れて、法律上は好きに使っていいよ。
タイトルに「Winnie the Pooh」ってつけるのも勝手だ。
でも幾ら権利が切れてても、二次創作の原作レイプを公然とやった…これを公開して金儲けして許されるもんだろうか?
イギリスではこの悪のりが許されるのか知らないが、正直な所大概にせいよ…とは思う。今後権利の切れた過去のキャラクターを2匹目のドジョウよろしく使ってくる奴が増えそうで腹が立つ。
しかもプー2も出来るらしいから、稼げる内に飽きられない内にと素早い。
パブリックドメインの隙を突いて作られたこの映画だがこのジャンル(2次創作系原作レイプ)が増殖するのだけはイヤだ。

そして今回、このタチの悪い映画をちょっと観てみたいと思った時点で自分は負けてる。
そこがまた腹が立つ

まぁボロクソに貶したが、ホラー映画のクオリティは保てている。
被り物殺人鬼が人を殺す内容であり、これがプーと無関係であればB級ホラーとして十分に評価できるレベル。
被り物も顔、首と手だけの感じでなんかショボい。如何にも安くあげてる感じ、どうせなら敢えてプーと付けずにプーに似た被り物殺人鬼で作りゃよかったと思う。
それなりのエグさを見せてくれるシーンも多いし、そこそこな可愛さの女性達が惜し気もなく肌を晒すのもまさにB級ホラーである。
しかしあのオチはなんだよ?
あれで2に繋げるって…もう止めろ。
さすがにあのショボいプーをもう一回観ようと思わないよ。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)