コヴェナント 約束の救出のレビュー・感想・評価
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アメリカ撤退後に、 それまで通訳してた人たちが 酷い目にあっている...
アメリカ撤退後に、
それまで通訳してた人たちが
酷い目にあっているというニュースを聞いた時から、
こんな作品がいつかできれば見たいなと思っていたけれど、
想像を遥かに上回る作品でした
脚本とか細かな台詞回しとかに至るまで、
とても良かった
オトコの映画のエンディングはこうでなくっちゃ!
あらすじ読んで「浪花節なハナシだなあ」と鑑賞を迷ってたが各方面の評判が良いので観てみたら大正解、いやー良かったです。中心にはアフガン紛争でアメリカが現地協力者に永住ビザという空手形を振り出したことへの抗議という骨太なメッセージを据えながら、映画として一級のエンタメに仕上がってました。
キレがあって、テンポが良く、ダレ場がない(これ重要)。あと無駄な愁嘆場(泣き)もキレイさっぱりないです。見事な脚本で長尺化著しい昨今の映画の中、2時間(123分)の尺にキッチリ収めてます。
前半の脱出劇はヒリヒリする緊張感を上手く維持させ、帰国後の主人公の焦燥も「命の恩人を見殺しにできるか!」なんて邦画でありがちなクサいセリフは間違っても言わせず、むしろ反語的な物言いで彼の心の中を表現させてます。
後半、主人公が現地に乗り込んで通訳と再会しても、抱き合ってヨヨと泣いたりしません。
そしてラストのこの二人のシーンは鳥肌が立つ見事さでしたね。オトコの映画のエンディングはこうでなくっちゃ。さすがガイ・リッチー先生、良くわかってらっしゃる。
おまけ
クライマックスの救出劇で主人公たち絶体絶命の危機に登場する騎兵隊、まさかあんなのが来るとは思わなかった。情け容赦ないオーバーキルです(笑)
いや、面白かったですよ。けど…
此の所、ペース早目なガイ・リッチー監督ですが、前作『オペレーション・フォーチューン(23)』のレビューでも触れたとおり、若干彼の映画に興味を失いつつある私。はっきり言うと、よく考えられているのは解るけど、そんなに面白いと思わないと言うか、飽きているところがありまして。。ただ、今作はどうも毛色が違う作品性のようだし評価も高そう、ということでそこそこ悩んだ挙句に参戦です。
で、感想はというと、文句がないほどには面白いと思います。何といっても「流石、ガイ・リッチー」と思える脚本の構成こそが、この作品を映画としての「エンタメ感」を間違いないものとして成り立たせています。
ただ、どうしても文句を付けたいわけじゃないのですが、良く出来てるからこそ若干その「エンタメ感」が「作り物感」にも感じてしまう点が、盛り上がりにおいてもいまいちカタルシスまで届かないかな、と。社会派と言えるほどの人間臭さがないばかりか、何ならちょっとカッコよすぎることもあって、「ドキュメンタリーに着想を得て」と言われてもほぼリアリティーは感じられません。何なら、今どき戦争を「カッコよさ」で語ることに古さも感じるし。そしてまた、そう感じ始めてしまうと「有りがちなツッコミ」とは言え、やはり弾は当たらないものだなと思わざるを得ず。(死ぬ奴はアッサリ死ぬんだけどね)状況の悪さや戦力の違いに対して、無視しきれない「都合の良さ」が気になることは否めません。
いや、面白かったですよ。充分楽しめましたし評価点だって、平均以上の3.5つけているわけですし。ただ、他人に「劇場一般料金2,000円を払う価値はありますか?」と聞かれれば、正直「配信でもいいと思う」というのが私の個人的な評価です。ガイ・リッチーファンの方、悪しからず。
梯子を外された人たちへの償い
国の将来を、子供たちの未来を思い、裏切り者と蔑まれ、自らのそして家族の生命を危険にさらしてまでも、アメリカを信じて協力した人たち。
映画の中では、通訳のアーメッドと家族にはアメリカのビザが発給され、救出される。
しかし、エンドロールの前に、アメリカがアフガニスタンから撤退した後、アーメッドのような通訳や協力者の多くがタリバンに処刑され、あるいは今も身を隠していることが字幕で知らされる。
この映画でその事実を突きつけられる。
英国人のガイ・リッチーだからこそか。
今まさにウクライナでも同じようなことが起ころうとしている。
アメリカのなんと無責任なことか。
忘れてはいけないこと。
洒落た娯楽作品を作っていたガイ・リッチーがこの映画を作ったことは意義深い。多くの人がこの映画を観て、忘れてしまっていること、知らない振りをしていること
を考えてほしい。
梯子を外された人たちへの償いでもある。
それにしても、ヘリの銃撃で一掃。タリバンなんて人間て思ってないんだろうな。
幸せな国で、幸せな時代に生きている私たちは好き勝手なことを言っている。
せめて映画を観て考えよう。
すげーわかりやすい
ガイリッチーって登場人物多くて、時系列が複雑でわかりにくいイメージだけど、単純なストーリーでこんな映画も作るんだって感じでした。
ただ戦闘シーンはよくある感じで、新しさはないですが発砲音や爆発の音がデカくてビビりました。
問い合わせの保留が長いの腹立つのは外人も一緒なんだね
ジェイク.ギレンホールがいい!!
ジェイク・ギレンホールについてうんちくを言えるわけではないが彼はいい!面白そうな映画だから観てみようでなく彼がキャスティングされてる映画なら観に行こうと思わせる。何の役でもハマる!その上ガイ.リッチー監督となれば期待度爆上がり!ガイ.リッチー作品は当たり外れはあるものの概ね好み♡
アフガニスタンでタリバンの武器庫を叩くキンリー曹長(ギレンホール)と通訳アーメッド(サリム)2人の過酷なエスケープミッション!2人とも躊躇なく敵をヤるのですがヤラなきゃこちらがヤラれるというヒリヒリ感!途中重傷を負ったキンリーを守りつつタリバン相手に孤軍奮闘するアーメッド!彼の方がむしろ主役?と思えてきた!
アメリカに帰ってきた後キンリーは1人アーメッドを助けるため再び危険なアフガンへ‥
男の友情っていいなあ〜‥なんだが実話ベースとはいえあくまでも脚色されたストーリー。
いまだにアフガンでタリバンに迫害される通訳、そして女性達、早く解放されてほしい。
人を助ける理由
アーメッド(ダール・サリム)がジョンを助ける理由が家族の米国へのビザ欲しさだけとは思えなく、眼の前で苦しんでいたら命がけでも助けようという想いが感じられ、ただただ涙でした💯日本人にも本当に心打たれる名作が多い洋画を劇場で体験して欲しいと切に願うオススメ作品🎬
信頼、友情
良かったです。
映画見たーって感じでした。
最後までハラハラしながら見ました。
米軍対タリバンの戦いにおける、米軍兵士とアフガン人通訳者の二人が、命を互いに救うストーリー。
通訳者との関係を描いた点が興味深いなと思ったのですが、当然ながら通訳も非常に命がけ。過酷な戦場で得る信頼関係は特別なものだと感じました。
そして、家族との関係もこのタイトルに集約されているように思います。
これまで見た戦争映画は多くないけど、ほとんどベトナム以前のもの。
現ロシア対ウクライナも含め、新しい歴史にも戦争がなくなっていないことを改めて考えさせられました。
冒頭、キャラクター紹介とセリフの字幕が同時に出るため追い付けるかと思いましたが、そこはそれほど重要ではなかったです。
最後にアーメッドを脱出させるためのトラックが、ちょっとデコトラですね(笑)
*****
映画館通いがここ2~3年で復活したので、ガイ・リッチー映画は「スナッチ」、J・ギレンホールは「ブロークバック・マウンテン」で止まっていたため久々に見ることができました。
鳥肌が立つほど感情が揺さぶられる
終始緊張感と壮絶さがある。
そして起承転結の「転」がしっかりしていて見ごたえがある。
演技、構図、カメラワーク、BGMがすべてが完璧で臨場感がすごい。
非の打ちどころが無い映画。
すごい。
■カンダハル突破せよとの比較
去年公開された「カンダハル突破せよ」とストーリーが似ているので比較すると
カンダハルも面白かったが、この映画はその2段上をいっている。
命懸けの救出劇がシンプルに胸に響く
予告に興味を惹かれて鑑賞してきました。予想以上に見応えがあり感動的な作品で、満足度が高いです。
ストーリーは、アフガニスタンでタリバンの武器庫捜索の任に就いていた米軍曹長キンリーが、爆発物製造工場を発見するものの反撃に遭って負傷し、仲間の中で唯一生き残ったアフガン人通訳アーメッドのおかげで九死に一生を得て帰国するが、自身を助けたことでアーメッドがタリバンに狙われることになったことを知り、アーメッドを救出するため再びアフガニスタンへ向かうというもの。
内容はほぼこれだけで、捻りはありません。しかし、おかげでアーメッドとキンリーが立ち向かった命懸けの二つの救出劇が、極めてわかりやすく、シンプルに胸に響きます。中でも、キンリーが命の恩人に報いたいという思いだけで行動しているのではなく、自身のPTSDを取り除くことも救出行動の理由の一つとして描いている点がいいです。単なる美談とするのではなく、キンリーの苦悩も赤裸々に描くことで、説得力が増している気がします。
アーメッドを救いたい一心で関係機関に電話をし続け、それがまともに取り合ってもらえないことでキンリーが味わう、無力感や徒労感もよく伝わってきます。だからこそ、もう一度戦地へ赴こうと決意する彼の心情は、察するに余りあります。そんなキンリーを陰でしっかりと支える妻の存在感が、本作をさらに感動的なものとしています。わずかなシーンながら、救出に向かうキンリーの背中を押す妻の姿に目頭が熱くなります。
また、アクション映画にありがちな派手な銃撃戦もあえて抑え気味に描き、それでも背後にじりじりと迫るタリバンの恐怖を描いている点もいいです。アフガニスタンの緊迫した情勢とタリバンへの憎悪、人々が味わう命の危機と隣り合わせの日々など、リアリティをもって迫ってくるようです。ラストは想定の範囲内ではありましたが、それでもここ一番の米軍の機動力には心揺さぶられます。あんな機体は初めて見ましたが、ハンパない破壊力に驚きました。下手をしたらダムが決壊するんじゃないかと、よけいな心配してしまいました。
主演はジェイク・ギレンホールで、アーメッドを思って行動する姿が熱いです。脇を固めるのはダール・サリム、ジョニー・リー・ミラー、エミリー・ビーチャム、アントニー・スターら。
意外と社会派
ガイ・リッチーだから、やはりとことんカッコよさ優先の硬派な展開。
物語としては綺麗に収束するが、この裏には「ミッション成功の暁にはアメリカ永住ビザ発行するよ」という餌で釣った、アフガニスタン人通訳たちの無念があり。
約束を反故にされ見捨てられ、米軍撤退後にタリバンが政権を取ったために、数千人規模で元通訳が処刑されたことを指して、米軍・米政権を批判する作品でもありました。
エンタメ監督と思っていたのに、社会派で驚きつつ。
アフガン撤退はトランプがタリバンと締結し、バイデンが実行したので、どちらの政権とも「約束は守らなかった」という事実のみがあり。
これって、国際社会において、アメリカが悪者扱いされても仕方ないと思ったよ、まったくもう。
「コヴェナント」が達成される事を願う
米軍とアフガン通訳従事者に関してのTVドキュメンタリーを見て以来ずっと気になっていた内容でした
撤退後残された元通訳者、その家族が今もビザが出ず命を狙われ落としているとのこと
それぞれの理由があって通訳として従事した(せざるをえなかった)アフガニスタン人と米軍との「コヴェナント」が達成され、一刻も早く出国し家族と共に平穏な生活を送れるよう願うばかりです
劇中主人公上司の働きかけでアーメッド家族全員のビザが下りたのなら、現地で関わった心を痛めているはずの軍人がもっと動けば従軍通訳者のビザがもう少し迅速に下りるのでは,,,
この映画が、忘れ去られてしまった様なこの問題の解決、その働きかけの一助となる事を願っています
ストーリーはわかりやすい
本日観ました。
事実に基づいての映画との事。
初めから終わりまで、二人の絆が途切れる事はありません。
現実に、戦争が起こっているこの世界。
映画とはいえ観て良かったです。
通訳の方、今でも現地で恐怖に怯えているのでしょうか。
トランプさん、次期大統領‥?
何とかしてほしいと思いました。
戦争は皆不幸です。
エンターテイメントとして観れば楽しめます。
現実的として観てしまうと、悲しくなってしまうかなあ‥
アメリカ万歳映画と思いきや
2024年劇場鑑賞46本目。
ガイ・リッチー監督作品と知らずに鑑賞。っぽくなーい。でも登場人物に階級と名前が出たので主要人物かと思ったら直後に爆死したりするのでそこが尖ってるところ?
戦地から兵士と通訳が脱出するってこの前公開されたカンダハルとほぼ同じじゃん、と思っていたらその後も続くのですが、アメリカの対応が日本でもここまでひどくないお役所対応で、ここらへんからアメリカへの批判がスタートします。実話ベースなので最後に本人たちの写真も出てくるのですが、協力してくれたらビザを出して安全を保証するといって、いざとなったら見捨てるやり方を知ったら誰も協力せんぞ、と思って観ていました。
2018年のアフガニスタンが舞台
アメリカ軍がアフガニスタンへ行き弾薬庫の捜索を行ったが見つからず無駄足を踏み帰国した事を知っている日本人は多いかな?と思うけど、アメリカ軍がアフガニスタンで、どの様な事をして、どんな事が起きていたのか?どうやって捜索していたのか?などを知る日本人は少ないと思います。
自分の命を救ってくれた命の恩人を危機から救う為に危険を顧みずに立ち向かう気持ちに感動!
ラスト前の救出劇シーンは非常にリアリティ緊迫したシーンが続きます。
ガイ・リッチーらしくアップデイトしていた。
DAY01から泣ける。
米軍を裏切るのも、
米軍に寝返るのも、
家族の為、
え?
ガイ・リッチー作品?
冒頭のトラックの爆破も、
大げさにみせない、
派手な事はやらない、
そんな事で勝負しない、
ガイ・リッチーの成長した巧みの技から引き込まれる。
記憶が断片的に戻ってくる、
約束、絆、痛みを併せたシークエンス。
カメラを上下させて、
2人の銃の、
lock、stock、barrel、smokingの編集、音楽もガイ・リッチーらしくアップデイトしていた。
【蛇足】
後半、イスを置いて、この辺は犬が多いな。
ガイ・リッチー自身の姿を見てる気分になった。
ダイヤを飲み込んだ犬が吠えてるんだよ・・・
いろいろあったよな・・・
映画に救われたから、
映画に恩返しに来たよ、、、
信頼
信頼するためには優しさや誠実さだけではダメで、肉体的な強さと、何より心の強さが必要。
とても、今、同じ地球上で起こっていることとは思えないが、実際には似たようなことが、アフガニスタンに限らず、ウクライナで、ガザ地区で、あるいは各紛争地域で行われているのだろう。
戦争をエンターテイメントにしているという厳しい見方もあるかもしれないが、これらの映画によって関心が高まれば、それこそ中村医師が言っていたような「健全な良心」が何らかの紛争の解決に繋がることもあるかもしれない。
中村さんはこんな所で働いていたんだなあ、と改めて感じたり、時折TOYOTAのピックアップが出てくることによって、今、地球上のどこかで現実にあっていることなんだと認識できた。
必ずよジョン・キンリー
2018年アフガニスタンで、タリバンに襲撃され負傷し通訳に助けられた米陸軍軍曹が、タリバンに賞金をかけられた軍曹を助けに戻る話。
タリバンの爆弾工場や武器庫を探す部隊が、基地から車で3時間の場所にある爆弾工場を発見したが、急襲を受けて壊滅状態になり、キンリーとアーメッドの2人で逃げることになっていくストーリー。
能力的には優秀だけど扱い難いとされたアーメッドの序盤の行動は半信半疑。
そこから、過去の話しや2人になってからの行動でどんどん熱くなって行き、なるほどこいつは英雄ですね。
そしてただの乗客の報いる時…!
ところどころクドさを感じる引っ張りや繰り返しはあったけれど、判り易いしスリリングだし激しいしカッコいいし、非常に面白かった。
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