「探していたダイアモンドのネックレスは首にあった」きっと、それは愛じゃない あささんの映画レビュー(感想・評価)
探していたダイアモンドのネックレスは首にあった
アプリ婚が年々増加しているいま、日本だけでイギリスも同じようだ。
お見合い結婚をしようとする幼馴染の男性・カズのドキュメンタリーを撮ることになる女性監督・ゾーイ。
イギリス人同士の結婚ではなく、イギリスに住むパキスタン人の結婚となるから、そこからいろんな結婚観や宗教、人種の違いと問題が見えてくる。
恋愛結婚、お見合い結婚、どちらに対しても肯定も否定もせずに、それぞれにおけるメリット、デメリットも描かれていて、様々な視点から結婚、愛、家族をテーマに物語が展開される。
そして最も伝えたいことは“自分の気持ちに正直になること”だと。
本作には名言が沢山飛び出します。
“恋愛はコトコトにて沸騰するくらいがいい”
“楽園は母親の足元に”
などなど、秀逸な比喩表現がいっぱい。
社会問題や多様性、宗教の違いなども盛り込まれた泣けるラブコメディ。
特に結婚について考え始めたあなたに、是非観てほしい作品です。
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