「いろんな視点の先に決めるということ」きっと、それは愛じゃない ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
いろんな視点の先に決めるということ
自分を偽って、周りの期待に応える幼馴染みと、自分らしくあろうと貫こうとする主人公の物語。
ありきたりな設定ではあるけれど、人種の違い、宗教、家族愛、多様性と様々な視点が入り混じり、しがらみとなっている点が新鮮であった。
いろんな社会的なしがらみも、人間の根底のところには勝てないし、意外と自分が思い込んでいるだけかもしれない。
そんな先にくる決断に涙する。
どちらが正しいというわけでもないし、話としてはうまくいき過ぎているが。「隣同士でも違う大陸」という言葉は重いが、「相手は理解してくれない」と壁を作る。
ストレートな恋愛映画のようで、大小さまざま誰の心にも少しは共感する映画だった。
2023年劇場鑑賞115本目
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トミーさんのコメント
2023年12月25日
あの幼馴染カップルはこれからそう簡単に進まないでしょう、頑張って! としか言えませんがまずどこから? 二人揃って渡米、もしくは来日すれば誰も文句付けないかも。