劇場公開日 2023年8月11日

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「希望が見えてくる」アウシュヴィッツの生還者 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5希望が見えてくる

2024年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

怖い

 1949年、アウシュビッツの生還者というふれこみのボクサーハリーは、生き別れとなった恋人レアを探していた。もっと有名になるため、とアウシュビッツでの壮絶な経験を取材記者に語る。1963年、ミリアムと家庭を築いていた彼はついに。
 ハリー・ハフトの息子アランが記した、実話をもとにした物語。アウシュビッツの厳しい経験と、公表した後の周囲の扱いが悲しい。それでも彼が報われたことに、胸が熱くなりました。悲劇を背負ったハリーに対し、子供のアランがきらきらしていて、希望が見えてくるようでした。そしてジョークのオチはちょっと笑えます。もったいぶった割にたいしたことない、それがまた平和で笑えました。
 ダニー・デビートとジョン・レグイザモが、思ったより目立たないのがちょっと残念。
 モノクロシーンと、役者の激しい体重の増減から、「レイジングブル」を思い出しました。

sironabe