「希望が見えてくる」アウシュヴィッツの生還者 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
希望が見えてくる
1949年、アウシュビッツの生還者というふれこみのボクサーハリーは、生き別れとなった恋人レアを探していた。もっと有名になるため、とアウシュビッツでの壮絶な経験を取材記者に語る。1963年、ミリアムと家庭を築いていた彼はついに。
ハリー・ハフトの息子アランが記した、実話をもとにした物語。アウシュビッツの厳しい経験と、公表した後の周囲の扱いが悲しい。それでも彼が報われたことに、胸が熱くなりました。悲劇を背負ったハリーに対し、子供のアランがきらきらしていて、希望が見えてくるようでした。そしてジョークのオチはちょっと笑えます。もったいぶった割にたいしたことない、それがまた平和で笑えました。
ダニー・デビートとジョン・レグイザモが、思ったより目立たないのがちょっと残念。
モノクロシーンと、役者の激しい体重の増減から、「レイジングブル」を思い出しました。
コメントする