「めんどくさい人が熱くなる瞬間」劇場版ブルーロック EPISODE 凪 Shio2remon4さんの映画レビュー(感想・評価)
めんどくさい人が熱くなる瞬間
ブルーロックは、漫画は読んでいませんが、アニメは放送された分は全部視聴してから映画を鑑賞しました。
私は面白かったですm(_ _)m
凪くんは、サッカーを玲王くんに誘われて始めます。
凪くんは、その時までサッカーをしたことがありませんでした。
しかし、凪くんはめちゃくちゃボールを扱うことの天才でした。(なんでなのかは知らんけど、天才なんだわな)
それを見抜いた、またしても天才玲王くん。
欲しいものはなんでも手に入れてきた玲王くん。
太い実家ゆえにお金持ち。そして、学力も1位。
スポーツも全般何でもできてきてたと考えられる。
その玲王くんが魅せられたもの、ワールドカップ優勝(だったっけ?汗)
玲王くんはそれを手に入れることを目的として、サッカーを始め、凪くんを見つけます。
(玲王くんがあんなにサッカーできるのは、もともと運動神経がいいからなのとサッカーIQが高いからと考えられる。)
玲王くんは、凪くんと世界一になるために高校サッカーで次々と勝利を手に入れていきます。負けを知らない天才二人。凪という天才を手に入れた玲王は、ずっと凪の面倒も見て一緒にいます。
凪は玲王といるのはめんどくさくないから、という理由で一緒にいます。サッカーに対しても玲王の指示通りにやっています。
そして、招待されたブルーロック。
もちろん、玲王は世界一になるためのチャンスだとブルーロックに挑戦します。凪は「めんどくさい」と言って辞めようとしますが、玲王は「二人で世界一になる」と言っています。帰ろうとする凪に、ブルーロックの管理者である絵心は凪に「簡単に想像できたイメージをナンタラカンタラ」(あーん忘れちゃった…。)と言い、凪を挑発(?)し、凪はブルーロックに玲王と共に参加することになります。
ブルーロックにきて、凪は疑問を抱きはじめます。
ブルーロックにいる原石たちはみな、世界一のストライカーを目指してサッカーをしています。
凪だけは、「玲王に言われるから」サッカーをしています。
数々の試合を通して、凪は本作の主人公、潔くんに出会います。
ファーストステージにて、凪と玲王のいるチームは潔くんのいるチームと戦います。
最初は凪と玲央の抜群のコンビネーションでしっかりと点を稼いでいきます。当然のように勝利が見えてきたところで、凪たちの相手チーム、蜂楽くんが点を入れます。蜂楽くんをきっかけに、潔くんはさらに勝つためにどうするかを考えて考えて答えを見つけようとします。
その潔くんの姿を見た凪は不思議で仕方ありません。
潔くんに凪は「どうしてこんなに熱くなっているのか」を潔くんに聞きます。潔くんはこう答えます。「うるせえ。今いいところなんだよ天才。」
勝てる答えを見つけようとする潔に凪は感化され、玲王に言われるだけだったサッカーから、自分でボールを運び点をいれます。その時、凪は自分がすごいということに気づき始めます。玲王もその変化に気づきます。
そして、残り3分。
凪は潔の考えを読み、潔についています。
しかし、潔はダイレクトシュートを決め、点を入れます。
5点先取した潔たちのチームが勝利し、凪と玲王は初めて敗北をします。初めて悔しさを知った凪は、サッカーを以前とは違うように捉えているのがわかります。玲王に指示されるサッカーではなく、自分が点を取るサッカー。
凪の中でもよくわからない感情。
凪はそれを知るために、次のチームでは、玲王から離れ潔と蜂楽とチームを組むことにします。
いいですよね。
この、玲王に言われるがままの凪が、潔からサッカーを教えてもらっている感じ。玲王くん、めちゃくちゃ悔しいですね。作中でも泣いてます。
玲王くんは、気づいていたんですね。凪が天才で自分は凪にはなれないことを。それが怖くて、凪を使うようになってしまっていた。でも、凪は羽ばたいていった。
凪とまた肩を並べる強い玲王になって(今も十分強いですけども。。。)凪と二人で世界一になってほしいですね。
別の作品になりますが、「リズと青い鳥」という作品があります。それと少し似たようなテーマを感じました。
どちらの作品も、主人公が「自我(エゴ?)を出して自分の才能を使っていくこと」までの過程が描かれています。
過程は作品によって全然違いますけどね。
覚醒した瞬間というのは本当に感動しますね。