縁路はるばる

劇場公開日:

縁路はるばる

解説

5人の魅力的な女性と出会った青年が、異なる僻地に暮らす彼女たちに会いに行くため香港中をめぐる姿を軽やかにつづったラブコメディ。

IT企業に勤める28歳の内向的な青年ハウは、ある日突然、それぞれ違った魅力を持つ5人の女性と出会う。彼女たちには、都会から離れた僻地に暮らしているという奇妙な共通点があった。5人に会うため香港各地を旅することになったハウは、これまで気づかなかった香港の魅力や、まだ見ぬ自分自身を発見していく。

香港を中心に俳優・監督・脚本家・プロデューサーなど多方面で活躍するカーキ・サムが主人公ハウを演じた。

2021年製作/96分/G/香港
原題または英題:Far Far Away
配給:活弁シネマ倶楽部
劇場公開日:2023年5月19日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.5軽快なラブコメの衣を着た香港の現在

2023年7月31日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 2件)
村山章

2.0全然ダメ

2024年2月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

面白くなくて途中離脱。映像の感じや、話しの設定は奥手男子のラブレッスンで悪くないんだけどね、でもそもそも脚本がつまんない。ごめんなさい。

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共感した! 0件)
ノブ様

4.5メラねえ、カワユス。

2024年2月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

幸せ

萌える

※2024.4.17追記&☆0.5上乗せ(笑)

香港は小さな島々(合計しても面積は東京都の半分)だが、740万人住んでいる。
何かと比較されることのあるシンガポールよりも多い。

本作は、ちょっとした「香港ガイド」だ。
決して観光スポットではないが、繁華街しか知らない私は、この作品を通じて香港に大いに魅力を感じた。

遠路はるばる、の「遠」を「縁」に置き換えている。
原題『緣路山旮旯』をほぼ忠実に翻訳している。
主人公のモテないエンジニア、ハウをカーキ・サムが好演している。
ハウを巡る恋のお相手候補として5人の美しい女優が出てくるが、みなさん、なかなか魅力的であり、全員が各々違う事情で異なる辺境(と言っても狭い香港の中だが)に住んでいる。

◆会社の同僚役で闘病生活を余儀なくされるエイリー:シシリア・ソー(蘇麗珊)
◆駐車場が隣で偶然同じ車種に乗っているミーナ:レイチェル・リョン(梁雍婷)
◆とにかく早く結婚したいファファ:クリスタル・チョン(張紋嘉)
◆5人の中でも一番辺鄙な郊外に住む不思議系クリエーター、みんなのマドンナ「女神」リサ:ハンナ・チャン(陳漢娜)
◆主人公の大学同期、元タレントで知名度抜群のメラニー:ジェニファー・ユー(余香凝)

中でも、「メラねえ」ことメラニー役のジェニファー・ユーは、若かりし頃の酒井和歌子の雰囲気があり、美しいだけでなく、活発、オトコまさり、そんな感じがとても良かった!

印象深いシーンをひとつだけ、、、

ミーナとようやく交際に発展した主人公ハウだが、メラニーと食事に出掛けたレストランで、偶然にもミーナと遭遇してしまう(ミーナも男性タレントと食事に来ていた)。
その場はお互いに気付かない顔してやり過ごすのだが、後日、デート中のミーナから「女とレストランにいたでしょ」と突っ込まれる。
気付かれてないと思っていたハウは、あわあわモードに入ってしまい、ミーナも他の男と食事を楽しんでいたのに、なぜか一方的に防戦に回ってしまう、イケてないハウくん(笑)。
必死にメラニーがただの大学同期だということをスマホに保存してある写真を見せながらアピールするのだが、「見ないわよ、見ないって言ってるじゃない」と言いつつも横目でスマホの写真を確認したミーナは、
「おぉ、メラニー。。。」
と小声で嘆息し、(この女には勝てないな)という表情を一瞬みせるが、勝ち気なミーナはすぐに立ち直り、
「メラニーが理系の大学にいくわけないじゃない」
空気を読めないハウ、
「いや!本当だって。おれたちは、メラニーじゃなくて、メラ姐(メラねえ)と呼んでた」

と、ミーナにトドメを刺すような ″仲良しアピール″をしてしまう。。。
こういうミス、やっちまうよな。
これをキッカケに、ミーナはよそよそしさを増していき、ハウくんは別れを告げられてしまう。
ミーナは泣きながらクルマを運転し家路につく。

ミーナは、自分からハウを振っておいてなぜ泣くんだ?

と戸惑っていたが、後半、タネ明かしされる。

例の鉢合わせしたレストランで、ハウとメラニーはテーブルの上で手を繋いでたのだ。
これは、いたずら心満載のメラニーが、タレントと食事に来ているミーナに、わざと当てつけるよう仕掛けたものだが、ミーナはそれを見て「ハウにとって自分は本命じゃない」と思ったに違いないだろう。
そりゃ泣くわな。

人騒がせなイタズラを仕掛けたメラニーだが、実は。。。

タレントを辞め、世間の好奇の目を避けるように生きていたメラニーに声をかけてきて、エンジニアとして第二のステージを用意してくれたハウくんに対して、
メラニーは信頼と好意を抱いていたのだろう。
(本作を3回見直して、このように解釈しました笑)

モジモジくんの主人公と、個性的で美しい女優陣が織りなす、ほのぼのラブストーリー。
挿入歌もなかなか良い出来になっていて、
昭和のラブストーリーを思い出す。

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Haihai

4.0遠恋ラブコメ

2023年10月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

香港の社会問題も挟みつつのラブコメ。
重くなり過ぎず、問題を考えるキッカケになるのは良いと思いました。

香港の土地勘がないので、移動手段や距離を字幕で追うのが大変でしたが…そこは「遠くに住んでるんだな」くらいの雰囲気で見ました(汗)
移動経路を案内するアプリ画面の演出は面白味があり&可愛かったです。

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khs69